棒ノ折山

春山第一弾は奥武蔵から奥多摩へ。芽吹きと花を求めての復活山行です。
山頂では大きなヤマザクラが満開を迎えていました。展望は今ひとつでしたが、雰囲気のいい山頂でした。

山桜咲く棒ノ折山頂

@期間 2004/4/17(日帰り)
A同行者 なし
Bアプローチ 行き:西武池袋線・飯能駅よりバスで河又まで

帰り:八桑バス停よりJR青梅線・川井までバス

Cルート 河又バス停[240m]−名栗湖(有間ダム)−白谷沢−ゴンジリ峠[893m]−棒ノ折山頂[969m]−ゴンジリ峠−黒山[842m]−岩茸石山[793m]−八桑バス停[320m]

(注:地図記載以外の標高は、読み取った値です)

最高点:棒ノ折山頂・標高969m,難易度:☆☆☆★★

D天候
E所要時間 約7時間(歩行+休憩時間)
Fポイント ・今年は花粉が少なくてラッキーと思ったら、またまた腰を痛めてしまい、結局例年通りの時期に復活です。前年の蕨山以来、奥武蔵の山里の雰囲気が気に入っていたのと、そこから見た棒ノ折山の姿に惹かれていたことから、ここを選ぶことにしました。

・河又のバス停から歩き始めてすぐに名栗湖に出ます。山肌は期待通りの淡い緑色で、点々と山桜の淡いピンクが散りばめられていました。

・白谷沢コースの入口から登り始めます。このコース、ネット仲間のmoguさんのレポに掲載されていて「新緑の頃は素晴らしいだろう」と書かれていたので、迷うことなく選びました。すぐに植林帯を抜けて、新緑の沢が展開します。

・コースは沢を何度も渡り返しながら登って行きます。沢コースといえども、これだけ水際を歩くのは珍しいほどです。所々に岩がゴロゴロとした場所があり、変化に富んでいました。アカヤシオも点々と咲いていました。

・足元にはタチツボスミレが数多く咲き、またミヤマキケマンの花も目立っていました。林道を抜けると沢から離れてトラバースの登りに入り、カタクリの花が点々と咲いていました。

・ゴンジリ峠まで来れば、棒ノ折山頂は目と鼻の先。広い山頂は北面の展望がほしいままで、お弁当を広げる人、山座同定にいそしむ人などがいました。山頂の看板の横に咲くヤマザクラの見事な木が印象的でした。

・ヤマザクラの木が何本かあって、丁度見頃です。春霞で遠望は利きませんが、ポカポカと暖かい陽射しに包まれて、お昼寝をしたくなるような去り難い雰囲気でした。素晴らしい山頂でした。

・行けるところまでと、高水三山へ向けて歩き始めます。稜線歩きが続きます。ミツバツツジが点々と咲き、自然林は丁度芽吹きを迎えて淡い緑色を呈していました。黒山をすぎるとアップダウンがあって思いの外疲れます。所々にスミレが密集して咲いていて、撮影しようと何度も屈むので疲れが倍増。久々の山行で足に来てしまいました(^^;;

・岩茸石山まで来ました。意外と長い距離を歩いたんだな。と北に続く稜線を見ながら思いました。ここから惣岳山を越えて御岳へ抜けるか、高水山を経由して軍畑へ下るか、・・・と考えながら、結局は大丹波側の八桑へ下りることに。高水三山は次の機会にとっておくことにしました。

・西側の下山路は植林帯の急坂で、所々足を取られるような場所もありましたが、ズンズン下ってあっさりと八桑へ着きました。それほど待たずにバスが来て、川井駅に出て帰りました。

G総括 ・芽吹きと山桜、この時期のテーマが見つかったような山行となりました。去年、今年と奥武蔵エリアを歩いたことで、魅力を知るようになりました。

・この日は春霞が濃くて、遠望が利かなかったのですが、棒ノ折山の山頂も立派です。1000mにも満たず、植林が多そうということで敬遠していたのですが、晩秋や冬の時期も含めてまた行きたいと思いました。今度はのんびりと昼寝したいなぁ(^^ゞ

H気付事項 ・全体的に安心できるコースです。ただし、白谷沢を下りにとる場合には、御岳からの縦走で足に来ているときには、特に注意したほうがよさそうです。また、大雨のときには急激な増水もあることを念頭に置いて、尾根コースに変更するなどの柔軟性を持たせる必要があります。

※印の写真はクリックして拡大表示できます。

沢底を歩くコースで、岩の間を縫うような場所もありました。

白谷沢のコースを行く

アカヤシオが点々と咲いていました。

白谷沢に咲くアカヤシオ

タチツボスミレ

ミヤマキケマン

淡い緑色とピンク色に染まる斜面です。眼下に名栗湖が望める場所にて。

ヤマザクラと芽吹きの斜面

葉の縁が紅く色づいていました。

※カエデの新芽

棒ノ折山頂のヤマザクラ

ヤマザクラ(その2)

ミツバツツジも今が時期です。※クリックして拡大表示

※ミツバツツジ(棒ノ折山頂にて)

尾根道は自然林が多く、清々しさ一杯でした。

自然林は淡い緑色

小さいスミレでアングルファインダーを駆使して撮影しました

フモトスミレ

※クリックして拡大表示

※岩茸石山頂にて

 


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