安倍奥・青笹山(2回目) |
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年末山行は静岡方面と決めていましたが、意外な形で実現した再訪となりました。 | ||
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@期間 | 2003/12/30(日帰り) | |
A同行者 | I君 | |
Bアプローチ | 梅ヶ島街道を北上、渡本の手前で右折して、有東木を抜けて葵高原へ(車使用) | |
Cルート | 葵高原[920m]−(新道)−風穴[?m]−稜線出会い[?m]−うつろぎ山[1558m]−青笹山[1550m](往復) 最高点:うつろぎ山・標高約1558m,難易度:☆☆★★★ |
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D天候 | 快晴 | |
E所要時間 | 約5時間(歩行+休憩時間) | |
Fポイント | ・1ヶ月ほど前に登った山にこんなにもすぐに登るとは考えてなかったのですが、話がとんとん拍子に進みました。新富士駅でI君と合流し、いつものスマル亭でうどんを食べて梅ヶ島街道へ。このリズムがしみついたようです(笑)。有東木を抜けてぐんぐん登り、葵高原に着きました。今回はすっきりと晴れていて、期待が高まります。 ・あまり寒さを感じない中での出発です。わさび田を抜けて、植林と自然林が交互に展開する中を登っていくと、岩を覆っている苔が太陽の光に照らされて、緑色に輝いている光景に出くわしました。ハッとするくらい神秘的な光景でした。葉を落とした樹木の向こうに真っ青な空で、ウキウキしてきます。 ・ウキウキと登っていたら、なんと!I君に電話がかかってきました。しかも仕事の関係です。近頃は山の中でも電話が通じるようになって、便利なのはいいのですが、どこまでも追い回されます(^^;;;。どうせすぐ追いつくからと先に行きますが、5分ほどの間、彼の太い声が響き渡っていました。 ・風穴を過ぎて、所々うっすらと雪が出てくる中を高度を上げて行きます。植林帯を抜ければ降り注ぐ陽光の中、高度を上げて行きます。樹間越しではありますが、視界が開けてきました。1ヶ月前は濃霧に包まれたところです。 ・稜線に出ました。富士山や天子山塊が目の前に見えます。眼下には篠井山が大きな山体を横たえていて、富士川の河原も目に飛び込んできました。期待以上の素晴らしい展望です。 ・ここから青笹山頂までの稜線漫歩は言葉では表せないほどでした。名前通りの青笹とブナの疎林の中を、富士山と南アルプスの展望をお伴に気持ちのよい稜線歩きが続きました。こうなれば写真タイムが必然的に増えます。なかなか思うように進みませんが、ポカポカ陽気なのでお構いなしです。 ・コースの両脇は腰の高さほどの深い笹薮です。そのせいか、安倍川刻む深い谷は思うように望めません。それでも、所々で谷底の方まで望むことができました。目を引いたのは、谷間へ落ち込む急斜面にへばりつくような、有東木の集落でした。それにしても、ああ、先月に訪れたとき、そして1年前の十枚山からも、濃霧の向こうにこんな素晴らしい景色があったんだなぁ、と感慨ひとしおでした。 ・大した距離でもないのに時間をかけて青笹山の頂に着きました。もっとも、山頂というよりは縦走路のちょっとした高まりに過ぎないのですが、東西南北遮るもののない展望とはこのことです。東は富士山と天子山塊、北に白峰三山や鳳凰三山や遠く八ヶ岳まで、北西から西は南アルプス南部の冠雪した峰とそれに続く深南部の連なりが、南は安倍奥東稜が高度を下げながら続いています。東側の眼下には篠井山に高ドッキョーが見て取れました。駿河湾と伊豆半島が霞んでいましたが、三保の松原も見ることができて、大満足でした\(^O^)/ ・ポカポカ陽気の中、この展望をいつまでも、というわけで1時間半も長居をしてしまいました。いやぁ、本当に去り難い気分でしたよ。車を使っていなければ、南にある真富士山まで歩きたいと思うほどでした。未練を残しつつ、来た道を戻ります。富士山と南アルプスの最後の展望を楽しんだあと、稜線から離れて急坂を下りはじめました。 ・あとは淡々と葵高原まで下り続けました。西日が斜面に射し込む中を葵高原まで下りてきました。振り仰げば、青空に稜線がくっきりと映えていました。今回は大満足のうちに終わりました。 |
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G総括 | ・快晴の空の下、これ以上ない大展望を楽しむことができて、またしても「やったね!」という会心の山行になりました。1ヶ月前の濃霧のリベンジを果たすことができましたが、想像以上の素晴らしさでした。 ・山深さは5月に登った山伏ほどではありませんが、安倍川が刻む深い谷も印象的で、安倍奥エリアの魅力を更に知ることができました。また、東隣に低くそびえる篠井山や高ドッキョーや尾根続きの真富士山なども実際に目にしてみて、登ってみたいと思うようになってしまいました。交通は不便ですが、大切にしたいエリアです。 |
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H気付事項 | ・新道(トラバース道)を下りにとる場合、縦走路から分かれて支尾根の急下降を過ぎると植林帯に入ります。植林の木の幹にビニールひもが巻きつけられていますが、これは林業用であってコースを示すものではありません。コースを示すのは、ビニールテープです。絶対に間違えないこと!また、植林の中でコースが緩く右に曲がっているのを見落とさないこと! ・葵高原から登っていくと、細島峠へ行く道と、新道を行く道があります。細島峠へ行く道は実質的に廃道となっているようなので、興味本位で入らないように!(斜面が岩屑で崩れやすいとのうわさもある) |
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