御前山

なぜかこれまで訪れることのなかった奥多摩の名山をようやく踏む機会がめぐってきました。

急登を登りきれば抜群の展望が待っていました。芽吹きの稜線の先に三頭山が聳えていました。

新緑の稜線と三頭山

(ソーヤの丸デッコからの展望)

@期間 2004/2/8(日帰り)
A同行者 ネット仲間総勢7名
Bアプローチ 行き:JR青梅線・奥多摩駅よりバスで奥多摩湖へ

帰り:奥多摩駅まで歩き

Cルート 奥多摩湖[550m]−(南岸歩道)−水窪山−小河内峠[1050m]−ソーヤの丸デッコ−御前山頂[1405m]−(体験の森)−栃寄[500m]−境橋[400m]−(むかし道)−奥多摩駅[340m]
(注:地図記載以外の標高は、読み取った値です)

最高点:御前山・標高1405m,難易度:☆☆☆★★

D天候
E所要時間 約8時間(歩行+休憩時間)
Fポイント ・奥多摩に在住のHgさんから御前山の誘いを頂きました。ありがたいことです。で、当日集ったのは、moguさんMackeyさん三千子さんreiさんかずさんと私の総勢7名です。奥多摩駅で待ち合わせてバスに乗り、奥多摩湖で下車して歩き始めました。

・太陽がさんさんと降り注いで、ブルーの湖面と新緑の山肌が美しい。Hgさんは早速、花の説明をしたり、蝶を追いかけたりと忙しいです。奥多摩湖の南岸歩道をしばらく歩いてから、沢沿いの登山道に入りました。

・しばらくは急登が続き、”ヨイショ、ヨイショ”と声を掛けながら登ると、後ろを歩いていたかずさんも時々つられて、”ヨイショ”と口走っていました^^;調子に乗って声を上げていたら、前を歩いていたmoguさんを脱力状態にしてしまいました。
植林の多い中を登り切れば、防火帯の尾根道に出ます。

・尾根道は自然林。新緑が目にまぶしく、ところどころにヤマザクラも咲いています。ハウチワカエデが新芽とともに花をつけていました。足元にはスミレ類がたくさん咲いていました。Hgさんが説明するけど、なかなか覚えられません^^;

・水窪山を越えると、傾斜も緩んで快適な稜線歩きが続きます。奥多摩湖を見下ろす小河内峠を経て、再び傾斜を増す稜線を行きます。カタクリも現われて、そこら中花でいっぱい。みんな撮影に大忙しです。

・と、三千子さんにアクシデントが。足が攣ってしまいました。自分もこのところ腰痛をかばい続けてたせいか、いつ攣ってもおかしくない状態だっただけに、大変さがわかりました。Mackeyさんが処置しているところを、かずさんがレポのネタにと写真撮影して、三千子さんの冷たい?視線を受けていました。

・やせ尾根を通過して、ソーヤの丸デッコへ向けての急登が始まると、reiさんがズンズンと登っていきました。足の運びが確かな感じで、この人健脚と思わずにいられませんでしたよ。ソーヤの丸デッコに立つと、噂通りの素晴らしい展望でした。富士山もかすんではいたものの雄大に望むことができて、空気の澄んだ日に登りたいと思いました。ここで昼食です。

・御前山へと出発すればカタクリが増えてきて、みんな撮影に大忙しです。アングルファインダーが活躍します。惣岳山から御前山直下の樹林帯は淡い芽吹きの時期で、林床にはバイケイソウとハシリドコロが目立っていました。

・御前山の頂に一旦立ち寄ってすぐに下山開始です。北面に広がる体験の森へと下っていけば、またまた花の宝庫です。スミレ類は相変わらず多く、Hgさんが説明するもののすぐに忘れてしまいます。ハシリドコロが増え、ネコノメソウ類やニリンソウ、アズマイチゲなどのキンポウゲ科、2種類のエンレイソウも現われて、賑やかです。

・次々に出てくる花にMackeyさんは「へぇーっ、すごーぃ!」を連発。「○○が”うじゃっ”と咲いている」などの独特の表現でウケていました。一方、かずさんは三千子さんに名前を聞いてはメモを取っていました。道理で花を覚えるのが早いわけです。

・一旦車道に出てから再び登山道を下ります。栃寄沢沿いの道が新緑も濃くなっていました。ここにも数多くの花が咲いていました。また、トチノキの大木も幾つか見ることができました。栃寄からは車道を歩いて境橋に下りました。

・境橋ではバスを逃してしまったので、それならばと「むかし道」を歩いて奥多摩駅へ。軽く打ち上げをやって盛り上がり、帰路につきました。Hgさんをはじめみなさん、ありがとうございました(^o^)

G総括 ・御前山は初めてでした。以前、樹林とか花にそれほど興味がなかったころ、御前山の情報を調べた際に余り魅力を感じていなかったのです。また、カタクリ見物で混雑するというイメージも持っていたのでした。しかし、四季を問わず魅力的な山であるとの話を聞いていつか行ってみたいと思っていました。

・今回訪れてみて、期待に違わぬ「花の名山」であることを実感しました。再訪することを既に考え始めています。

H気付事項 ・この4月は例年になく暖かく、季節がかなり先を行っているようです。Hgさんも長年の経験からそのように話されています。温暖化のせいでしょうか?また、カタクリの群落は、密度がどんどん薄くなっているとのこと。盗掘があるとしたら、寂しいことです。

※印の写真はクリックして拡大表示できます。

渡るのは実は初めてのこと

小河内ダムを渡る

ヒメコウゾ

奥多摩湖を背景に・・・

登高意欲をそそる山肌です

見上げる新緑の山肌

対岸には石尾根が連なっています。

湖水に映える新緑

ハウチワカエデの新緑と花

防火帯を登って行きます。

桜咲く尾根筋

尾根を吹き抜ける風で新緑がなびいていました。※クリックして拡大表示されます

※風抜ける

緑の光の中に咲くカタクリでした。※クリックして拡大表示されます

※カタクリ咲く林床

バイケイソウの芽吹く林床
(御前山直下)

人の背の高さほどの場所から枝分かれしています。アガリコのような姿です。※クリックして拡大表示されます

※栃寄沢のトチノキの大木

境橋より見下ろす多摩川

 

 

<御前山で見かけた主な花です>

タチツボスミレ

このスミレは花が咲いてから丸まっていた葉が広がるそうです。

アケボノスミレ

ニリンソウ

フデリンドウ

カタクリ

コガネネコノメソウ

ヨゴレネコノメ

モミジイチゴ

ヒナスミレ

ナガバノスミレサイシン

シコクスミレ

エンレイソウ

アズマイチゲ

楽器のチャルメラから名前が来ているそうです

コチャルメルソウ

ムラサキケマン(白花の株)

ムラサキケマン

レンプクソウ

 

 


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