浜石岳

富士山を眺める季節になりました。スカッとした展望が得られるとあって、以前より狙っていた山に登ることにしました。

雪の残る浜石岳の山頂からは、目の前に富士山の颯爽とした姿を見ることができて大満足〜♪

浜石岳山頂から富士山、愛鷹連峰を望む

@期間 2002/12/14(日帰り)
A同行者 君、O君
Bアプローチ 行き:JR東海道新幹線・新富士駅より車で、浜石岳山頂駐車場へ

帰り:浜石岳山頂駐車場より車で、由比川河川敷の駐車場へ

Cルート 浜石岳山頂駐車場−浜石岳山頂[707m]−陣場山[654m]−浜石岳山頂−浜石岳山頂駐車場

最高点:浜石岳山頂・標高707m,難易度:☆★★★★

D天候
E所要時間 約1時間30分(歩行+休憩時間)
Fポイント ・またまた御殿場の君、O君と山登りです。前回の十枚山と同じく、新富士での待ち合わせ。まず、恒例の(?)スマル亭に行ってうどんを食べます。

・由比の町の旧東海道から狭い路地を車で入っていくと、「浜石岳」と書かれた標示板に従い、山道を登って行きます。辺りはみかん畑で、おお、これぞ静岡県です。急な坂を登っていくと、電波塔が見えてきて、一番上にある駐車場に着きました。5日前に降った雪が残っています。ザックを背負って出発しました。

・2分で山頂に着いてしまいました(笑)。これまでの最短記録です。誰もいませんでした。

・遮るもののない展望が広がっています。ワオ!さあ、写真タイムのはじまりはじまり〜。

・東には気高く聳える富士山です。でかいぞ。その右側にある愛鷹連峰も、八ヶ岳を思わせる堂々とした姿です。続いて北に目をやると、白銀の南アルプスです。甲斐駒や鳳凰、白峰三山(農鳥は見えず)、荒川、赤石、布引、笊、そして手前に十枚山を含む安倍奥東稜がなかなか堂々とした姿です。駿河湾から三保の松原にかけても見えます。う〜ん、海の見える山頂もいいですね〜。

・というわけで、写真をとりまくりました。ここでゆっくりするのもいいけど折角だからと、小さな谷を隔てた隣にある陣場山も踏むことにしました。

・北斜面を緩く下って行き、谷の上部を回りこみます。このあたりには雪が多く残っていて、「プチスノーハイク」を楽しみました。

・陣場山に着きました。展望がまったくありません。かつては武田信玄の狼煙台があったのに、今は木が生い茂ってしかも片側は植林です。後悔したくないから行きましたが、1度行けば十分でしょう。もう少し歴史を感じさせる何かがあるかと期待しましたが・・・

・証拠写真だけ撮って、すぐに戻ります。浜石岳に近づくと、うっ!急登ではないか。こんなに急だったのか。余り歩いていない身体はバテバテです。

・浜石岳に戻ってくると、1時間くらいしか経っていないのに、人が20人ばかりいました。やはり人気の山ですね。景色を見納めて、駐車場に下りました。

※印はクリックすると拡大表示されます。

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※剣ヶ峰と宝永山を目立たせた富士山

安倍奥東稜と南アルプス南部の峰々

遠く北岳、間ノ岳、鳳凰三山

陣場山頂

浜石岳より三保の松原方面

 

 

Fポイント
(その2)
・さてさて、車で下山にかかります。みかん畑の中を、目の前に広がる海に向かって下りていきます。麓の方まで下りてきても、これから登ろうとするハイカーに会いました。

・由比川の河口付近、河川敷の駐車場に車を止めて、旧東海道を歩き始めます。由比は、薩峠の東側にある宿場町で、桜えびが特産の街でもあります。所々に歴史を感じさせる建物などが見られました。ポカポカ陽気の中、街道を歩くハイカーも見られます。

・「藤屋」と呼ばれる家屋は、江戸城の無血開城の立役者・山岡鉄舟ゆかりの宿で、当時の姿がそのまま残されていました。おばあちゃんの話が興味深く、引き込まれるものがありました。

・さて、そこから薩峠へと坂道を登ります。ぐんぐんと登って、左の眼下には海原が広がります。海岸へ向かって鋭く落ち込む斜面の途中に道が作られています。ここは、南アルプスの白峰南嶺から安倍奥東稜を経た山脈が、海中に没するところ。東海道の峠道ができる以前は、引き潮のときに現われる陸地を伝って急いで渡ったことから「親不知子不知」と呼ばれていたそうです。

・薩峠の駐車場まで来ると、ここから遊歩道が始まります。振り返れば富士山が気高い。富士山の隣にある愛鷹連峰も堂々たる姿で、八ヶ岳を思わせるものがありました。駿河湾は青々としていて、対岸には天城連山目立たせた伊豆半島が横たわっていました。

・何度も何度も富士山を振り返りながら歩き続けると、やがて興津の街並みが見えてきました。下り坂を下りてしばらく歩いて興津駅まで来ました。

・魚屋さんに入ったら、ありました!生の桜えびです。これを買って、電車に乗り込んで、2駅戻った蒲原で下車。ここで、桜えびをつまみに一杯やりました。うまかったー!

・蒲原から西へ向かって歩けばやがて由比川橋まで戻ってきました。見上げれば、浜石岳がシルエットとなっていました。

 

ここから薩峠への登りがはじまる

峠から見た愛鷹連峰

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※薩峠からの富士山

由比川橋まで戻って浜石岳を仰ぐ

 

G総括 ・浜石岳は本当に360度の素晴らしい展望です。山頂も広いし、のんびりと過ごすのにも最適です。ここから見た富士山は、剣ヶ峰を目立たせた独特の姿です。南アルプスも遠く甲斐駒まで望めました。

・浜石岳の山頂直下の駐車場までタクシーで上がって、薩峠まで下りるのもいいかもしれません。(但し、植林帯で展望は冴えないらしい)

・旧東海道を歩くのもいいですね。但し、雰囲気を残しているのは由比町のあたりが中心でした。由比の駅を下車して、薩峠までを往復するだけでも十分かもしれません。

H気付事項 ・浜石岳の名の由来は、貝殻の化石を含んだ大岩があって「浜石」と呼ばれるところから。この浜石は、山頂付近の駐車場から比較的近いところにあります。

・今回は、山頂直下の駐車場を使いましたが、歩行時間2分は短すぎる、という方には「青少年野外センター」からのハイキングコースをすすめます。野外センターには駐車場も備わっています。

・由比川橋の下の河川敷にある駐車場は無料です。広さはよく憶えていませんが、20台くらいは停められたと思います。

 

 


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