丹沢(4回目)
西丹沢に聳える桧洞丸。表尾根とは異なる趣きに惹かれて3度目の登頂を計画しました。
@期間 11/11,12(山中1泊2日)
A同行者 O君
Bアプローチ 小田急線・新松田駅から西丹沢の間,車使用
Cルート 第1日:西丹沢−ゴーラ沢−展望園地−桧洞丸山頂(青ヶ岳山荘泊り)

第2日:桧洞丸山頂−大笄−犬越路−用木沢出会−西丹沢

(最高点:桧洞丸山頂・標高1601m,難易度:☆☆☆★★)

D天候 第1日:晴のち曇

第2日:晴

E所要時間 第1日:歩行時間約2時間半,休憩時間約1時間半

第2日:歩行時間約3時間,休憩時間約1時間半

Fポイント ・登山道はちょっとした急登から始まりました。季節の割には気温が高く,すぐに汗が流れてきます。

・ゴーラ沢で昼食です。先は長い・・・。1時間以上も休んでしまいました。女性の単独登山者がやってきました。青ヶ岳山荘泊りとのこと。自分たちも急がねば,というわけで再び登り始めました。

・久々の素泊まりのために70Lザックを背負って登ります。「つつじ新道」は急登が続き,ザックは重力を伴って,登るためのエネルギーを余計に使うことを強いられます。

・標高1000m付近の展望園地付近は紅葉がいい感じでした。展望園地で一休み。どんより曇って展望は利きません。

・ここから頂上までがきつかった。。。5年前に下りにとったときの記憶から覚悟はしていたけれど,もう足元しか見ていられない状態となりました。O君は薄情にもどんどん進んでいってしまいました。ザックが肩に食い込みます。

・傾斜が緩んだところのベンチで再び休憩。ふと前方を見ると,角材を背負ったボッカさんを発見。事前情報で荷上げがあることを知っていましたが,実際に見ていると本当にスゴイ。「お疲れ様です」としか言葉が出ませんでした。

・ようやく山頂に着きました。ひ〜,疲れた。ボッカさんには悪いけど,本当に疲れていたのです。それにしても,山頂はこんなに明るかったかな?ブナが葉を落としているせいもあるけど,立枯れも目立ちます。

・山頂からわずかに東へ下ると,今晩の宿・青ヶ岳山荘が見えてきました。ボッカさん,お手伝いさんの登山者でごった返していました。やがて主の”とんぼさん”がやってきました。

・外は寒くなってきました。ストーブの周りで暖を取ります。気がつけば,ゴーラ沢で会った女性の方をはじめ,何人かがHPを持った仲間同士であることが判明。我がHPを宣伝したところ,「見たことあるよ〜」と言ってくれた人が。なんだか照れくさいな。その中に,青ヶ岳山荘の常連で我がHPと相互リンクしている”だいだい”さんを見つけました。

・常連ではないので最初は自炊でいいかな,というわけで小屋の片隅で自炊を開始。宿泊客が約30人いた中で,自炊は我々と,もう1パーティの計4人でした。みなさんはマタギ鍋を囲んでの酒盛り。途中から我々も,有り難く仲間に入れて頂きました。

・ついに60度以上もあるというマオタイ酒まで登場。クィッと流し込めば,胃袋は熱く,蒸発したアルコールが脳天を駆け巡りました(^_^;::。外のトイレのすぐ向こう側に700mの断崖があるとかで,転落しなくてよかった(笑)。

・ほろ酔い気分で眠りに就きました。気がつけば明るくなっていました。よく寝たな〜。外の気温は−2℃。風がやや強く,霧が漂っていました。

・霧が急速に晴れて,蛭ヶ岳が姿を現しました。太陽が出てきて暖かさを感じるようになりました。こうしてみると,蛭ヶ岳の姿もなかなか精悍です。

・気がつけば残っているのは常連さんばかり。ひと仕事やってから下るそうです。我々は今回はお初につき免除してもらうも,翌々週の手伝いリストにしっかりと入れられてしまいました。まあいいや,ヒマだから。

・というわけで山荘を後にします。山頂を通って犬越路を目指します。ふと見ると,雲間から富士山がうっすらと浮かんでいました。その雄大な姿は眼下に広がる谷間と相俟って,ほれぼれするほどでした。風が強く吹く中,しばらく見とれていました。

・落ち葉の稜線は所々に岩場を交えて続きます。案外急で大笄(おおこうげ)付近は鎖も所々にありました。眼前には大室山が次第にせり上がってきます。

・緩急を繰り返した尾根がやがて平らになると,笹原が現れて犬越路。ポカポカした気持ちのよいところでした。昨日登ってきた尾根が,紅葉の衣装を纏っていました。

・少し長い休憩をとってから下山を開始。最初は,沢の源頭部を下る道です。木漏れ日の中を落ち葉を踏みながら歩く快適さがたまりません。

・やがて河原に出ます。飛石伝いに何度か渡り返せば,用木沢出会いに着きました。小春日和の中,30分ほど車道を歩いて,出発点に戻ってきました。

G総括 ・山荘で素敵な仲間たちに出会えて,今までにない経験をしました。”とんぼ”さんも気さくな方で,「みんなで山荘を盛り上げよう」という雰囲気に満ちていました。

・桧洞は予想通り,かなり急でした。丹沢は標高が低いからといってナメてはいけないことを再認識しました。

・西丹沢の良さは,表丹沢と比べて静かなこと。そして,手付かずの自然林が多く残されていることでしょう。

H気付事項 ・「つつじ新道」の展望園地付近は,切り立った崖の縁を通るので,油断はできません。冬季の凍結には十分に注意する必要ありです。

・用木沢沿いの道には3ヶ所(確か)の徒渉があります。また,河原の区間も長く,大雨のときには要注意です。なお,用木沢出会い付近の2ヶ所の徒渉点のうち,上流側は桟橋が流されかかったような状態でした。登りにコースをとる場合には,この辺りの注意が必要かもしれません。

・桧洞丸には水場がありません。

 

青ヶ岳山荘から木の間越しに望む蛭ヶ岳
桧洞丸から富士を見ながら犬越路へ下る
日溜まりの犬越路から大笄,桧洞丸を望む

 


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