奥武蔵・武川岳

晩秋の日溜まり山行のエリアとして奥武蔵を訪れることにしました。
木漏れ日に暖かさを感じる自然林の中を下って行きました。樹間に見えるのは大持山です。

自然林の中を行く

@期間 2003/12/14(日帰り)
A同行者 ネット仲間
Bアプローチ 西武池袋線・飯能駅よりバスで名郷へ
Cルート 名郷[320m]−妻坂峠[830m]−武川岳[1052m]−天狗岩[820m]−名郷
(地図記載以外の標高は、等高線より読み取っているため、不正確です)

最高点:武川岳山頂・標高1052m,難易度:☆☆★★★

D天候 快晴
E所要時間 約6時間(歩行+休憩時間)
Fポイント ・春先に蕨山に登って以来、標高が低く里山の雰囲気に満ちた奥武蔵が気に入っていて、是非とも晩秋から初冬にかけての落ち葉山行をしてみたいと思い続けていました。

・前回(春の蕨山)の反省を踏まえて今回は西武線の飯能駅からバスに乗ることにしましたが、既にものすごい行列ができていました。今日のお伴は、ネット仲間のMackeyさんです。会うなりニコニコと楽しげな様子です。HPからそのまま飛び出してきたような雰囲気でした。

・バスに乗って名郷で下車。晩秋の山里、たわわに実る柿の木の下におばあちゃん。絵になるなぁ〜と写真を撮ろうとしたら、おばあちゃんがどいてしまった(笑)。仕方ないので柿の木だけ撮ったけど、イマイチなので載せていません。

・狭い舗装道路を妻坂峠方面へと徐々に高度を上げながら進みます。遠くで鉄砲の音がしたりして、猟師さんが現われたりして少々緊張しながらも、やがて山道に入ります。無理のないペースで植林帯を登れば、妻坂峠に登りつきました。

・妻坂峠からは眼前に武甲山が聳えていました。裏側の、石灰岩が採掘されていない側が見えていて、秩父の盟主たる風格が漂っていました。

・妻坂峠からは武川岳へとちょっとした急登が続きます。無理のないペースを保ちます。高度を上げるに従い、樹間からの展望が開けてきます。葉をすっかり落とした自然林には陽射しがさんさんと降り注いでいました。やがて尾根道が平坦になってきて、すんなりと武川岳の山頂に着きました。

・武川岳の山頂で、写真タイムに食事タイム。冬場は北側の展望が利いて、武甲山の右側には秩父盆地が広がり、武甲山の肩越しには遠く、浅間山が純白の姿を見せていました。一方、南側は奥武蔵のなだらかな稜線越しに、大岳山、その奥にはうっすらと丹沢山塊と大山が見えました。見事なまでの快晴で、言うことなしです。(あ、「こんな日はやっぱり富士山が見える山がよかったかなぁ〜」なんて言うのは贅沢だよね)

・山頂では時間をかけてまったりと過ごしました。ポカポカと気持ちがよく、このままだと下山できなくなりそう・・・、というわけで今度は天狗岩方面の尾根道を下りにとります。

・好ましい自然林が続きました。西側には、大持山〜有間山の稜線がシルエットとなって続いているのが樹間からわかりました。樹林帯が途切れれば、雄大な展望が広がっていました。冬至間近の斜めの陽射しで、山々の日の当る部分と日陰の部分がくっきりとしていました。

・天狗岩で最後の展望を楽しんでから、足元の悪い部分を通過すれば、あとは名郷に向けて淡々と下るのみです。日が稜線の向こうに沈んで行けば、少しひんやりとしてきます。やがて、名郷の集落まで下りてきました。

・最後は、「温泉」「ビール」「温泉」「ビール」とお決まりの掛け声で舗装道路を歩けば、「西山荘」に着いて、ここでお湯に浸かっていくことにしました(温泉ではないらしい)。いい湯だな。風呂上りのビールも最高。手打ちうどんも美味で、最後まで大満足の山行となりました。

G総括 ・この日は、冷え込みも大したことなくて、狙い通りの日溜まり山行を楽しみました。最高の天気、展望に木漏れ日、同行者との楽しい会話・・・すべてが大満足の山行となりました。一緒に歩いてくれたMackeyさん、どうもありがとう!(^^)

・奥武蔵は富士山の展望こそないものの、葉を落とした冬場は満足度の高い山行が楽しめます。勿論、天気次第ですが・・・。この前歩いた新緑の時期もなかなか捨て難いですね。味わい深いという表現が合っているかもしれません。

・改めて気になったのは、有間山方面の緩やかに続く稜線。今度、タタラの頭方面を歩いてみたいとも思いました。日の長い時期を狙ってみよう。

H気付事項 ・全体に安全なコースといえますが、天狗岩周辺が急でやや判りにくく、また足元が不安定です。凍結している場合には少し注意が必要です。指導標には「上級者コース」と書いてありますが、テープ印の見落としに注意すれば大丈夫だと思います。但し、降雪直後の木に雪が着いているときは、テープ印を見落とす可能性も否定できません。

・この周回コースには、確か水場はなかったような気がします。

・民宿「西山荘」からバス停までは、歩くと5分程度かかります。バスダイヤを確認の上、歩行時間を考慮に入れて出発しましょう。

※印はクリックすると拡大表示されます。(*)印は同行者撮影

妻坂峠に登りつけば、眼前には武甲山の堂々たる姿が・・・

妻坂峠から眼前に聳える武甲山

武川岳への登りで振り返れば、枯れ枝輝く斜面が!クリックすると拡大表示されます。

※振り返る稜線(大持山方面)

葉を落とした自然林の尾根道は、初冬の陽射しがさんさんと降り注いでいました。同行者撮影

自然林の中を山頂へ向かう(*)

今回登場のブナの木は若くて肌が滑らか。

若いブナの木

右奥は大岳山、その奥にうっすらと丹沢山塊が見えるけど、写真では・・・

山頂から蕨山と大岳山

噴煙をたなびかせる白銀の姿も、135mm望遠ではこの程度(>_<)クリックすると拡大表示されます。

※山頂から武甲山の肩越しに浅間山を望む

山頂にて同行者撮影。300mm望遠を忘れたため、悩みは深いのであった・・・(笑)

只今、撮影に没頭中〜(*)

天狗岩へ下る途中の展望地にて。稜線の連なりに興味津々。

大持山〜武甲山方面を望む

キャプションのとおり。本当に鮮やかな緑でした。来年春に咲く花芽も見られました。

冬枯れの道はアセビの緑が際立つ

 


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