入笠山

手軽に行ける花の名山。以前から存在を知りながら見向きもしなかった山に、登りたいと思うようになったのはここ数年のことです。
雨が降り霧が流れる湿原は人が少なくて風情がありました。

入笠湿原の景観

@期間 2003/6/28(日帰り)
A同行者 なし
Bアプローチ JR中央線・富士見駅よりバスで入笠山頂バス停へ
Cルート 入笠山頂バス停[1760m]−入笠湿原−山頂バス停−入笠山頂[1955m]−山頂バス停
(地図記載以外の標高は、等高線より読み取っているため、不正確です)

最高点:入笠山頂・標高1955m,難易度:☆★★★★

D天候 雨のち曇
E所要時間 約3時間(歩行+休憩時間)
Fポイント ・前回の板取山〜沢口山で、右足首を捻挫。順調に回復してきたのでそろそろ足慣らし、というわけでこの山を思いつきました。

・実は、この山には過去に3回ほど遊びに来ているのですが、星を見る合宿に参加(というよりは便乗)していたので、明るいうちのことは憶えていないのです。唯一、初秋の気配漂う湿原をとぼとぼと歩いたことだけで、山をやっていないときはこんなものですね。

・山の上部は雲が掛かっていて、バスで登っていくと予想通り、濃いガスに包まれてしまいました。山頂バス停で下りると無情の雨が降っていました。

・展望は後回しで、湿原に向かいます。雨で人は少ないとはいえ、でっかいカメラを持った人が結構入っています。それにしても、まず目に飛び込んできたのは、咲き誇るレンゲツツジでした。この花に会いたかったのです。咲いててよかった・・・

・湿原は色とりどりの個性的な花が咲き競っています。真っ赤なクリンソウ、紅色のレンゲツツジ、アヤメも咲き始めていました。水際にはウマノアシガタ(キンポウゲ)です。そして、噂のスズランの群生地に足を踏み入れました。

・スズランの花は終わりに近く、黒ずんでいるものが大半。しかし、中には白い花がありました。そして、あたり一面に香水のような香りが漂っていました。

・ところで、スズランの花はやたらと背が低い。白い花を写そうと身を屈めますが、雨が降る中で腹這いになることもできないので、まことにつらい姿勢になります。と、そのとき、花好きな某ネット仲間が言ってた一言を思い出しました。「股の間から撮る」んだって(笑)ちょっとそれはできなかったけど、ヒントを得たのでバッチリ撮影できました(^^)v

・湿原を一周してから山小屋で食事を摂っていると、雨が上がってきて、晴れそうな雰囲気になってきたので、今度は山頂へと向かいます。

・山頂への道はズミの花とレンゲツツジに彩られていました。バス停から30分ほどで山頂に着くと、まだガスの中。風が強く吹いていました。

・時々雲が切れて、視界がパッと開けます。谷間は雲が切れているようです。青空も出てきて、谷間を挟んだ八ヶ岳の裾野も確認できれば、あと一息。下山のバス時刻を気にしながら粘っていました。しかし、結局はあきらめざるを得ませんでした。ま、こんなこともあるさ、また来ようとバス停に下って行きました。

G総括 ・梅雨の只中で、展望は期待していませんでした。レンゲツツジとスズランを見ることができたので、大満足です。

・山頂は霧が流れていましたが、好ましい雰囲気がよくわかりました。今度は晴れた日に、周囲の山々を眺めていたいですね。

・足首はまだ本調子ではないようです。緩い下り坂でも、慎重になってしまいました。ま、こんなときだから行ける山なのでしょうね。普段はついつい欲張ってしまいます。

H気付事項 ・富士見駅からのバスは休日のみです。事前に要チェックの事。一方、富士見パノラマのゴンドラが運行されているようです。駅からの送迎バスもあるようです。(実は下山してから知ったので、あ〜、もう少し山頂で粘ってもよかったと後悔・・・)

クリンソウ(入笠湿原)

まだ咲き始めでした。

アヤメ(入笠湿原)

この花を見ることが目的でした。

レンゲツツジ(入笠湿原)

撮影の姿勢に苦労しました(笑)

スズラン(入笠湿原)

地面に花びらが沢山散っていました

ズミの花

登路の両側に沢山さいていました。

山頂付近のレンゲツツジ

 


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