三頭山(2回目)

GW山行の第三弾は、奥多摩随一のブナ林を歩くことに決めていました。
三頭山の北面は奥多摩の一大ブナ林。太くて背の高いブナがたくさん!写真のブナは糠指山のシンボルツリーの大ブナです。

クロロフィルが降り注ぐ!(糠指山の大ブナを仰ぐ)

@期間 2003/5/5(日帰り)
A同行者 なし
Bアプローチ 行き:JR中央線・上野原駅よりタクシーにて鶴峠へ

帰り:深山橋バス停よりバスでJR奥多摩駅へ

Cルート 鶴峠[850m]−向山分岐[1240m]−北面の巻き道−三頭山頂(東峰)[1528m]−糠指山[1175m]−ムロクボ尾根−深山橋[550m]
(地図記載以外の標高は、等高線より読み取っているため、不正確です)

最高点:三頭山頂(東峰)・標高1528m,難易度:☆☆☆★★

D天候 曇ときどき晴
E所要時間 約6時間15分(歩行+休憩時間)
Fポイント ・GWの最終日、前日まで晴が続いていましたが、この日はどんよりとしていて、上野原駅を出たらなんと雨が降っていました。しかし、今日の目的は展望ではないので、割り切っています。人気の山だから却って少なくていいかも、とさえ思っていました。タクシーで鶴川を延々とさかのぼり、ついに鶴峠に着きました。雨は止んでいました。

・登り始めると、チゴユリの群落が歓迎してくれました。始めこそ植林帯を歩きますが、やがて鬱蒼としたブナ林になりました。背の高いブナは新緑で緑に染まり、鳥のさえずりが響き渡っていました。

・向山へと下る分岐を過ぎれば、落ち葉積もったフカフカの道になります。更に尾根道と巻き道の分岐に出たので、雰囲気のよさそうな巻き道を選びます。今日は山頂に立たなくてもノープロブレム、目当てはひたすらブナでした。太く、背の高いブナが次から次へと現われました。期待に見事に応えてくれる太古の姿がありました。陽射しこそないものの、一級品の瑞々しさは、さすがに奥多摩No.1のブナ林と肯かせるものがありました。

・林床にはシロバナエンレイソウが見られました。やがて糠指尾根からの道と合流して、山頂へと向かいます。少しずつ緑色が浅くなってきます。一方で、林間にムシカリ(オオカメノキ)の白い花が目立ってきました。

・山頂で食事をしたらすぐに下山にかかります。ドラム缶橋が撤去されたままなので、糠指尾根からムロクボ尾根を目指します。糠指山には、圧倒的なブナの大木があり、緑の葉を茂らせていました。

・ムロクボ尾根に入ってひたすら下ります。青梅街道を走る車の音が大きくなってきます。周囲は咲き始めたヤマツツジが点々と見られるようになりました。

・三頭橋のたもとに下り立ちました。久々に見た奥多摩湖です。深山橋を渡っていたら、向こうの方からバスがやってくるのを見ました。慌てて走って、バス停に着きました。タイミングよくバスがやってきました。

G総括 ・三頭山は2回目。噂に聞いていたブナ林は、期待以上でした。背の高い圧倒的な木が多かったです。新緑も素晴らしく、混雑するだけの山というイメージは覆りました。何度でも登りに来る山になりました。特に、北面の巻き道は本当に素晴らしかったです。

・花の種類は多くなかったのですが、チゴユリやシロバナエンレイソウ、ムシカリ、ヤマツツジなど、新緑の時期を特徴づける個性的な花を見ることができました。これもまたよかった。

・奥多摩湖を見て、バスで奥多摩駅まで戻ってきたら、久しぶりに戻ってきたという感覚がこみ上げました。奥多摩湖は去年は一度も見ていなかったし・・・やっぱり年に何回かは来るべき場所だと思いました。最近は行きたいエリアが増えているので、そう頻繁に来れないのが悩みの種なんですよね(^^;;

H気付事項 ・浮き橋(ドラム缶橋)は未だに架けられていませんでした。水位も随分と低いままです。糠指尾根とムロクボ尾根の分岐(下るとき)には、特に注意を促すものはありません。

・上野原駅から鶴峠まではタクシーで約¥8,500−也(>_<)。鶴峠には、小菅村のボンネットバスの停留所がありますね。なお、鶴峠からのコース、ムロクボ尾根のコースには水場がありません。

アルバム:新緑の三頭山を歩けば・・・


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