弥彦山
雪解けとともに可憐な花を咲かせる「雪割草」をこの目で・・・ネットを通じて誘われたオフ会に参加することにしました。
@期間 4/7(日帰り)
A同行者 総勢12人のオフ会(主催は”とんとん”さん
Bアプローチ 行き:上越新幹線・燕三条より車で八枚川登山口へ

帰り:西生寺より車で,JR新潟駅へ

Cルート 八枚川登山口−弥彦山頂−西生寺

(最高点:弥彦山頂・標高634m,難易度:☆☆★★★)

D天候
E所要時間 約4時間半(歩行+休憩時間)
Fポイント ・新潟に住む”とんとん”さんによる早春の「お花見ツアー」に参加することにしました。「感動させてみせます」とまで言ってくれた企画です。

・新幹線で国境のトンネルを抜ければ,雪深い越後湯沢の街が目に飛び込んできました。しかし,そこから先はトンネルを抜けるごとに雪が少なくなり,長岡あたりからはうららかな春の景色が展開していました。

・燕三条駅で下りれば,既にお迎え組が着いていました。そこから車で集合場所へ向かいます。”手まりの湯”で全員が合流しました。新潟の方が8人,長野の方が1人,関東から3人の計12人です。今回は完全におまかせコースというわけで,3台の車に分乗して八枚川登山口に。

・自己紹介もそこそこに登り始めます。ウッ!急登じゃないか・・・,2ヶ月半ぶりに歩く身体には,応えます。すぐに汗が噴き出してきたので,バンダナを頭に巻きながら歩いていると,斜度が緩くなってそこは一面のお花畑になってきたのでした。

・最初に登場したのはカタクリ。こちらの花は色が濃いですね。また少し登ると(このときもバテバテだった),待望の雪割草が現れました。

・えっ,いいの?そんなにズカズカと入って行って・・・花々が咲き乱れる中,花を踏みながらどんどん入って行くのです。
「新潟ではカタクリは雑草よ」
県外から来た4人は,ほとんど目が点になっていました。が,やがてその意味がわかるようになりました。

・雪割草は最初のうちは白花ばかりでしたが,やがてピンクや紫など,微妙に色調を変えたものが次々と現れました。とんとんさん曰く,高価なものは50万円するとか。
「これはいくらぐらいかな?」「2万円ってとこかな」
「じゃあ,こいつは?」「5万円くらいかな」
とにわかに鑑定会が始まりました。まったく,困ったもんだ。(といいながら,聞いていたのは自分だったりして)

・さらに登ると,ものすごい密度で咲いている一帯が。
「うわー」「こりゃ,すごい」
そこここに散って,写真を撮りまくる人たち。長野県から来た”カボちゃん”は一眼レフ片手に真剣そのもの。少し風が出てきて,花が揺れて撮りづらかったですね。

・とんとん”先生”の号令のもと,散っていた12人が集合し,再び歩き始めます。
「オイッチニ,オイッチニ」
ポカポカの春風の中,登って行くと,ついに見えました!こ,これが,日本海・・・
県外から来た人間がウットリと眺めていると,新潟の人たちからは珍しがられてしまいました。だって,日本海ですよ。東京湾や太平洋とは違うじゃん。

・やがて雪が現れ,9合目。ここで集合写真。まず,普通の写真を撮ったあと,ついに恒例の”おばかポーズ”です。撮り終わってから,こういう格好にすればよかった,なんてひそかに思ったりしました。う〜ん,なかなか奥が深い・・・(おばかポーズは,とんとんさんのHPに行って見てみましょう)

・持ってきた缶ビールを雪といっしょに袋に詰めて冷やせば,いよいよ山頂まで最後の登りです。30cmほど残った雪を踏みしめて山頂に着きました。この週末が雪割草のピークのようで,人出がものすごかったです。なんとか場所を確保して,ランチタイム。冷えたビールも最高です。

・山頂では1時間半ほど,ワイワイガヤガヤとやってました。山頂から見た景色は霞がかかって,佐渡島は見えなかったけど,この開放感がすばらしいです。

・下りは,登ってきた道を少し歩いてから,目の前に広がる日本海へ向けて下りて行きます。穏やかな春の陽射しのもと,心配された風も弱く,最高の気分です。山腹をスカイラインが通じていますが,パラグライダーのゲレンデ(?)もあったりして,気持ちよさそう。

・再び樹林帯に入れば,またしても雪割草とカタクリの群落です。実はフィルムを使い切ってしまって,あとは目に焼き付けるしかありません。が,これでもかこれでもかと現れるので,なんだか飽きてきちゃった(^^;;;

・それでも,大群落が現れれば,みんなが思い思いの場所でカメラを構えていました。そして,とんとんさんの号令で集まっては先へ進むのでした。

・登りも下りも階段がかなりあったのですが,最後の方になって巨大な階段が出現。どうみてもステップが大きすぎる。段差が50cmくらいあって,ズシンズシンと膝に来ました。弥彦には身長4mくらいの巨人がいるのかな?

・無事,西生寺に下山しました。それにしてもとんとんさん,終始しゃべり続けていましたね。で,最後に,竹薮が現れたとき,
「ここから,本当にかぐや姫が出てくるような気がしない?」
って同意を求められて,みんな一瞬,言葉に詰まってしまいました。
「言った後で,しまったと思ったのよ〜」

・下山口に止めてあった車に乗って,登山口にあった車を回収して,”手まりの湯”に戻ってきました。ここで私を含む日帰り4人と,泊まりの8人がお別れ。我々は,手まりの湯に浸かってから帰りました。

G総括 ・大満足の”お花見ツアー”でした。雪割草の可憐さは,一緒に咲いているカタクリが可哀相になるほどでした。微妙に色調を変えるところがいいですね。野山で雪割草が咲けば春が来るという雪国の感覚は,太平洋側に住む自分にとって新鮮でした。企画してくれたとんとんさん,本当にお疲れ様でした。
H気付事項 ・「雪割草」と呼ばれる花は幾つかあります。高山植物ではサクラソウ科のハクサンコザクラに似た花を指します。今回見た花は,園芸種として「雪割草」と呼ばれるもので,キンポウゲ科の「ミスミソウ」がこれに当たるようです。(※「花の写真館」には「ミスミソウ」として掲載します。

 

雪割草・その1

雪割草・その2

雪割草・その3

雪割草・その4

カタクリの大群落

キクザキイチゲ

9合目付近で集合写真
(提供:”桃ちゃんのパパ”)

 


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