笠取山
”多摩川水源の山”としていつかは訪れたい山でした。予定を変更して登ることになりました。
@期間 5/27(日帰り)
A同行者 O君
Bアプローチ JR塩山駅より作場平橋まで車使用
Cルート 作場平橋−ヤブ沢峠−笠取小屋−小さな分水嶺−雁峠−小さな分水嶺−笠取山頂−水干−笠取小屋−一休坂−作場平橋

(最高点:笠取山頂・標高1953m,難易度:☆☆★★★)

D天候 雨のち曇
E所要時間 歩行時間約4時間,休憩時間約1時間半
Fポイント ・小雨の降る中を登り始めました。沢音に包まれながら緩やかに高度を上げていきます。登山道の脇には,タチツボスミレやワチガイソウがいっぱい。清々しさで雨も苦になりません。

・沢から離れればすぐにヤブ沢峠。カラマツの新緑を歩きます。笠取小屋に着く頃には雨が上がりました。

・笠取小屋を通過して少し登れば展望が開け,”小さな分水嶺”に。富士川,荒川,多摩川を分ける地点です。ここで昼食をとり,雁峠を往復。一帯はカヤトの原で,牧歌的な雰囲気でした。

・笠取山へは一気の直登です。ぐいぐいと高度を上げて頂上に辿り着きました。雲が切れてきて,奥秩父の国師ヶ岳,甲武信ヶ岳,乾徳山方面が見えるようになりました。

・山頂一帯はシャクナゲの群落でした。咲き始めの濃いピンクを目を引きました。頂稜を東へ辿る道はシャクナゲのプロムナードでした。

・唐松尾山への道を分けて,巻き道を西へ進めば”水干”。苔から水が滴っていました。これが多摩川の最初の一滴かと思うと,感慨深いものがありました。

・笠取小屋に戻り,一休坂経由で山を下ります。ここにもタチツボスミレがいっぱい。そして,マイヅルソウも見られました。最後には日も射しこんできて,満足のうちに終了しました。O君も大満足とのこと。

G総括 ・前日の天気予報で,晴から雨へ。雨でもそれなりに楽しめて,車でアプローチできるところということで,急きょ決めた笠取山でした。奥秩父の瑞々しさに触れることができて,手軽な割に,満足度大でした。

・また登りたいと思いました。ヤブ沢沿いの新緑が鮮やかだったから,今度は紅葉の時期もいいかな。

・以前,城南地区に住んでいた頃,多摩川の河口付近によく遊びに行っていました。河口から138km上流にある最初の一滴をようやく見ることができました。いつしか行ってみたいと思っていた場所でした。

H気付事項 ・コース自体はよく整備されています。この季節(5月)なら,初心者でも安心して登ることができると思います。

・山頂は思いのほか東西に長いです。西側から登りついたところに「山梨百名山」と書かれた山頂の標示がありますが,更に東へ行ったところに埼玉県が設置した山頂の標示があります。後者の方が高度があるようです。また,山頂から西へ下るときには,急斜面に十分注意する必要があります。

・一ノ瀬からの入山には,車でのアプローチが欠かせません。丹波側から来るときは,崖崩れに十分に注意する必要があります。塩山側から来ることをすすめます。

 

”小さな分水嶺”より燕山を望む

雁峠にて笠取山を背景に

カエデの新緑(雁峠にて)

笠取山頂のシャクナゲ

笠取山頂のシャクナゲ

新緑の中,目を引くムシカリの花

 


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