月山
残雪に花に展望、山腹のブナ林、そして信仰の山。多彩な魅力を持つこの山を、朝日連峰の縦走の後に登ることにしました。
@期間 8/16
A同行者 なし
Bアプローチ 行き:鶴岡・庄交モールより、バスで月山8合目まで

帰り:志津温泉より、西川BSを経て、JR山形駅までバス

Cルート 月山8合目−仏生池小屋−月山山頂−牛首−装束場−ネイチャーセンター
D天候
E所要時間 歩行時間約5時間15分,休憩時間約1時間45分
Fポイント ・鶴岡からバスで月山8合目まで登ってきました。涼しい風が吹きぬけ、降り注ぐ朝の陽光に秋の気配がしました。

・弥陀ヶ原は緩やかに傾いた湿原地帯。ゆっくりゆっくりと登っていきます。少し傾斜がきつくなったと思ったら再び行く先が見渡せます。振り返れば、雲がどんどん湧き上がってくるのがわかりました。見渡す先に鳥海山がありました。

・広い斜面は一面のお花畑です。タテヤマウツボグサ、ハクサンシャジン、トリカブト、ハクサンイチゲ、ハクサンフウロ、トウゲブキ、ミヤマリンドウ、ウサギギク、ミヤマアキノキリンソウ、ヨツバシオガマなどが咲いていました。そして、潅木の影には朝日連峰で見られなかったミヤマダイモンジソウが咲いていました。

・仏生池小屋を過ぎればますます密度を増したお花畑の中を登っていくようになります。重いザック(70L)、前日までの縦走の疲れ、そして直射日光が、身体に徐々にダメージを与えてきました。

・しかし、まったく閉ざされる場所のない広大な斜面を登るのは気持ちいい。雲はいよいよ高くなってきて、時折太陽を隠すようになりました。

・山頂に着きました。見下ろす斜面はひたすら広大です。昨日までの朝日連峰の深く、険しい様相とは180度異なる光景でした。火山活動が作り出した、”偉大なる溶岩台地”です。

・昼食をとってから、山頂を南下し、湯殿山方向に進路をとります。カジ小屋を過ぎた急な下り坂、次から次へと登山者が登ってきます。家族連れ、年老いた方、大勢います。月山が山形県民から愛されていることを実感しました。

・牛首を過ぎると、大半の人が姥沢へと下りていきます。その中、湯殿山方向に進路を取ります。姥ヶ岳を巻いて少し下れば、装束場。ここから、南下することにしました。行く先はネイチャーセンターです。

・石跳沢沿いに時折飛び石伝いに歩くこのコースは、刈り払われたばかりの夏草の香りに包まれていました。やがてブナ林に入れば、小沢を次々に渡ります。豊富な残雪が作り出しているのでしょう。時折手を浸し、時に口に含んで、その冷たさを実感しました。

・沢音はいつでもすぐ隣りにありました。どこまでも続く下り坂に、両脚は悲鳴を上げつつあるのがわかりました。やはりちょっと無理しすぎたかな?早く終わってほしいと思いながら歩いた末に、ネイチャーセンターの建物がありました。

・以前にお世話になったガイドさんと再会しました。しかし、こちらが疲れすぎていたせいか、満足な話ができませんでした。志津温泉に送ってもらい、また来るの約束を残して別れました。

G総括 ・山形県民の誰もが登る山、ひたすらに大らかなその魅力を実感しました。ネイチャーセンターのガイドさんが主催するイベントには何度か参加しましたが、山頂を踏むのは初めてでした。

・できれば、これからも季節を変えて訪れたいと感じました。紅葉の時期もいいだろうし、新緑の時期もまた魅力ありそうです。

・志津温泉から西川町営バスで西川BS(山形道)に下りたとき、山陰に日が沈んで行きました。きれいな夕日でした。朝日連峰とあわせた今回の山行が終わりましたが、山形県の魅力を実感していました。山形県人がうらやましい〜!

H気付事項 ・山頂にいたとき、方角がよくわからない状態になりました。どちらを見渡しても同じように広々としているからです。ということは、ガス時、また残雪期には要注意ですね。

・石跳沢沿いのコースは、雨が降るときには足を滑らせて沢に転落しないよう、細心の注意を払う必要があります。

 

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遠く雲海に浮かぶ鳥海山

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ミヤマダイモンジソウ

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お花畑の中を行く

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山頂から見下ろす溶岩台地の広がり

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牛首付近より姥ヶ岳方面

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石跳沢沿いの道

 


 

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