八ヶ岳(5回目)
雨の予報の中,5回目の八ヶ岳を決行するにはそれなりの理由がありました。
 

聳える同心に期待は高まる

@期間 9/23〜24(1泊2日)
A同行者 O君
Bアプローチ JR中央線・茅野駅より車にて,美濃戸へ
Cルート 第1日:美濃戸−行者小屋−赤岳鉱泉(泊)
第2日:赤岳鉱泉−行者小屋−赤岳天望荘−赤岳山頂−赤岳天望荘−行者小屋−美濃戸

(最高点:赤岳山頂・標高2899m,難易度:☆☆☆★★)

D天候 第1日:雨
第2日:曇ときどき晴
E所要時間 第1日:歩行時間約2時間半
第2日:歩行時間約4時間15分,休憩時間約2時間半
Fポイント ・平均睡眠4時間の週を締めくくる金曜日。山に行くためには仕事を終わらせなければなりません。自宅に帰り着いたのは午前2時半でした。

・眠い目をこすりながら目にした天気予報は明らかに雨。しかし,やる気なしモードに釘を刺したのは御殿場に住むO君の一言でした。僕にとっての1か月ぶりの山行は,彼にとっては初の八ヶ岳。約束の山行でもありました。

・茅野駅で合流し,美濃戸へ向かいます。降りしきる雨の中,南沢沿いの道を歩き出しました。雨の滴る自然林に沢音が清々しさを醸し出し,自分にとっての”再生の山”となる予感がしました。

・ところがです。その予感に水を差す思わぬ敵が現れました。己の内なる敵です。沢音が単調に感じ始めたことに気付いた時,身体の調節機能が順調に作用し始めていることを実感したのです。こんなことは初めてでした。手足は自動的に動いているだけでした。

・ところが実はO君も同じような状態に。なんと,前の晩に先輩につかまって4時まで飲んでいたそうです。そんなわけで二人そろって,
”ふぁああああ〜ぃ|~o~|”
とやっていました。

・今や楽しみは赤岳鉱泉のお風呂だけ。南沢コースを選んだことを後悔しても後の祭り。行者小屋付近ではかなり雨が強く叩き付けました。

・中山乗越を通って,なんとか赤岳鉱泉に辿り着きました。念願のお風呂に入ったし,晩飯も沢山食べて,ビールも飲んで,もう大満足です。「もう,赤岳に登らんでもいいよなあ?」とついつい言ってしまったりします。

・翌朝,雨は上がっていました。雲も一部切れてきました。少し遅めの出発で,まずは行者小屋に向かいます。仰ぎ見る大同心,小同心が逆光に浮かぶ姿はほれぼれします。

・行者小屋では休まずに,地蔵尾根を登り始めます。面白いように高度を上げて,やがて赤岳天望荘に。再びガスに包まれ,風が吹いてきました。

・天望荘で少し休んでから,赤岳に向けて最後のひと登り。登りついた頃,再び雲が切れてきて,薄日が差し込んできました。

・山麓に目を遣れば,絨毯のような針葉樹林が展開しています。阿弥陀岳の向こうには,ほれぼれするほどに真っ青な空が見えました。

・あきらめていた富士山が,一瞬,姿を見せました。すぐに隠れましたが,歓声がわきおこりました。来た甲斐がありました。

・随分と長居をし,天望荘まで下って再び休憩。稜線を後にした我々は,足取りも軽く下山しました。南沢の道って,意外と急なんだね。行きは眠くてよくわからなかったけど・・・

G総括 ・1か月ぶりの山行は,天候が回復して満足しました。またしばらく山に行けなくなるので,貴重な週末となりました。O君も満足のようでした。

・またしても横岳は通過せず。来年の夏,天気のよいときに実現したいと思います。また,美濃戸からのコースも飽きてきたので,清里方面からのコースを踏んでみようかな・・・

H気付事項 ・地蔵尾根上部の階段は,掛けかわっていました。特に問題はないでしょうが,工事用の足場を使っているところが,雰囲気なしです。

 

阿弥陀方面を望む

一瞬姿を見せた富士山

 


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