丹沢(3回目)
今年初めての本格的な山登りとして,4年ぶりの丹沢を選びました。
@期間 4/89(1泊2日)
A同行者 なし
Bアプローチ 小田急線・渋沢駅より大倉までバス
Cルート 第1日:大倉−駒止茶屋−花立−塔ノ岳山頂(泊り:尊仏山荘)

第2日:塔ノ岳山頂−鍋割山−後沢乗越−二俣−大倉

(最高点:塔ノ岳山頂・標高1491m,難易度:☆☆☆★★)

D天候 第1日:曇ときどき晴

第2日:晴ときどき曇

E所要時間 第1日:歩行時間約3時間,休憩時間約1時間

第2日:歩行時間約3時間半,休憩時間約2時間

Fポイント ・小田急の渋沢駅から大倉まではバスで10数分。桜は今が満開です。雄大な峰々を仰ぎながら,里の雰囲気の中を歩き始めました。

・道は植林帯と自然林が交互に展開する中,徐々に高度を上げていきます。「雑事場」からは稜線歩きとなり,斜度がきつくなってきました。

・所々に平坦な箇所もありますが,「駒止茶屋」の手前がかなりきつく,「堀山の家」を過ぎれば階段道が続きます。「花立山荘」直下は長大な裸尾根の階段道。つらかったですが,ここまで来ればあと一息です。

・ようやく塔ノ岳山頂に到着。見慣れた景色のようが気がしますが,まだ2回目。眼下の箒杉沢の渓谷が見事で,周囲を取り囲む峰々も素晴らしい。久々に味わう深山の雰囲気です。

・尊仏山荘のおやじさん(?)は,4年前から少し年取った感じがしました。

・翌朝,太陽が昇るとガスが晴れてきて,かすかに富士山が見えました。が,再び雲に絡まれてしまいました。仕方なく塔ノ岳を後にします。

・大倉尾根の分岐を過ぎて西に向かいます。この鍋割山に至る稜線は,意外なほどにブナ林が健在でした。所々に大木もみられ,また比較的若い木もありました。雰囲気がよかったです。

・鍋割山頂で,一帯はカヤトで覆われていて,このまま昼寝をしたい気分でした。小さな兄妹が薪割りに興じてたのが微笑ましい光景でした。富士山が見えるのを待つこと,1時間半。かすかに見えたのでよしとしましょう。

・鍋割山頂から後沢乗越までは急降下します。そこから二俣までは比較的緩くなるものの,二俣から先は林道歩きで足が疲れました。大倉に着いたときには,疲労困憊でした。

G総括 ・大倉尾根は,下から見てもそれとわかるほどに明瞭で,傾斜がきついです。誰が名付けたか「馬鹿尾根」と。しかし,最短コースゆえに登山者が集中するこのコースの献身的な整備状況に頭の下がる思いでした。これほどのオーバーユースだと大変です。この痛々しさを二度と目にしたくない気がしました。

・前回の体力に任せて前進した登山とは違い,今回は余裕のあるコース取りでした。塔ノ岳からは,丹沢の全貌が見て取れます。深田久弥が賞賛した全体としてのまとまりのよさを実感しました。

・鍋割山稜は表丹沢にあっては,ブナの名所だそうです。想像以上の収穫でした。鍋割山もなかなか捨て難い雰囲気です。喧騒を避けてこちらの山小屋に泊まるのも一興です。

・シカはかなり沢山いました。塔ノ岳山頂以外にも5,6頭は見かけました。塔ノ岳山頂にいるやつは,ほかにやることがないのか,と言いたくなるほど草を食べ続けていました。これじゃ,植生に影響するのは当たり前です。(人間がシカを山へ追いやったのが悪いのかも)

・またしても富士山の展望には恵まれませんでした。ついていません。

・実は,花粉症に見舞われました。まだ,花粉はかなり飛んでいるんですね。杉林の中も歩いたし。これのせいで楽しさ半減でした。今度は秋に行ってみようかな。丹沢の良さを再認識したので。

H気付事項 ・大倉尾根には山小屋が多いですが,4月第三土日の山開き前は閉鎖されているところが多いようです。事前に確認しましょう。

・鍋割山から寄(やどろぎ)へ下る道は行くべきではありません。後沢乗越から稜線沿いの道も通行禁止になっていました。(二俣に行くようになっていた)

 

西丹沢の峰越しの夕陽(塔ノ岳より)

朝靄にうっすらと浮かぶ富士山(塔ノ岳より)

 


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