安達太良山 | |
中学生の時以来,その名前の響きに憧れを持ち続けていました。小生にとっての「智恵子の空」はどんな色に染まることに・・・ | |
@期間 | 10/22 |
A同行者 | なし |
Bアプローチ | 行き:JR二本松駅から奥岳までタクシー 帰り:塩沢温泉からJR二本松駅までタクシー |
Cルート | 奥岳−勢至平−峰ノ辻−安達太良本山−矢筈ヶ森−鉄山−矢筈ヶ森−峰ノ辻−くろがね小屋−天狗岩−屏風岩−塩沢温泉 (最高点:鉄山・標高1709m,難易度:☆☆★★★) |
D天候 | 曇ときどき晴 |
E所要時間 | 歩行時間約5時間,休憩時間約2時間 |
Fポイント | ・二本松からタクシーで登山口へ。朝日を浴びた山が染まっている様子が,目にはっきりと飛び込んできました。期待が高まります。 ・奥岳からの登山道は,無理のない勾配が勢至平まで続いていました。木々の丈が低くなると,山々が赤,黄,緑の3色に織り成されている様子が目に飛び込んできました。息を飲むほどでした。 ・真紅に染まったナナカマドやドウダンツツジなどが庭園のように配置された中をゆっくりと登っていきます。急ぐのが勿体無いのでありました。 ・やがて,安達太良本山,矢筈ヶ森,鉄山の岩峰が迫ってきます。それとともに,硫黄の臭気が漂ってきました。この「生きた火山」の雰囲気になんとなく懐かしさのようなものを感じました。 ・安達太良本山に着けば,そこはゴンドラからの人,人,人・・・たまらず矢筈ヶ森へ移動することにしました。 ・矢筈ヶ森からは,沼ノ平の火口底が見渡せます。周囲を立派な火口壁が取り囲んでいました。この荒涼たる地形も実は楽しみの一つでした。 ・遠く磐梯山と秋元湖が霞んで見えます。今や,空は雲でほぼ埋め尽くされていました。そして,西からの風がかなり強く,寒さを感じました。鉄山まで行って引返しました。 ・下りはくろがね小屋を経由して,湯川渓谷を歩くことに。沢沿いの道にカエデが目立ってきます。 ・天狗岩から屏風岩にかけては所々に鎖が架かるいやらしい道。しかし,そこは今,まさに紅葉が盛りを迎えていました。屏風岩から見下ろす光景は,ウットリする以外にありませんでした。これほどの景色は久しく見ていませんでした。 ・屏風岩から先は徐々に歩きやすくなり,紅葉も目立たなくなり,やがて塩沢温泉に着きました。 |
G総括 | ・大満足の紅葉登山となりました。更に晴れていれば一段と素晴らしかったことでしょうが,これ以上の贅沢は言えません。これだけの紅葉を見せ付けられたら,リピーターになってしまうかも。夏の高山植物もよさそうだし。(冬のスキーは自分には無理かな) ・紅葉は全体的に赤の割合が多いように感じました。そして黄色,緑とのコントラストも抜群で,まさに「錦繍」という表現がぴったりでした。 ・火山地形も楽しませてもらいました。荒涼たる沼ノ平噴火口とそそり立つ爆裂火口壁が見事です。爆裂火口は1回の噴火で形成されたのでしょうか?たぶん,元々の標高は100-200mは高かったに違いない。1回の大噴火で発散しきれずにくすぶり続けているということでしょう。 ・東側から見た姿は「アルペン的ムード」とガイドブックに紹介されていますが,私にはむしろ火山そのものに感じました。硫黄臭がその雰囲気を演出しています。また,乳首のような本山の小さな熔岩ドームは,この大きな山体にとっては「おまけ」のように見えてしまいました。 |
H気付事項 | ・安達太良本山から鉄山付近の稜線「牛の背」「馬の背」は強風で有名です。何となれば,爆裂火口壁に囲まれた沼ノ平が,風の通り道になっているからです。 ・湯川渓谷沿いのコースは所々に鎖が現れます。特に,天狗岩付近で左岸に渡ったところにあるスラブのトラバースは滑って沢に転落する可能性あり。雨天時,凍結時は要注意です。 ・なんと,塩沢温泉で当てにしていたバスがダイヤ変更でありません。仕方なくタクシーを呼びました。相乗りする人が現れて少し救われましたが,やはりバスは油断なりません。最新の時刻表で調べたのに・・・ちなみに二本松から登山口までのタクシー代は,4000円前後で,所用時間は20分程度でしょうか。 ・くろがね小屋は予約制です。紅葉の時期の週末は,早めの予約がお勧めです。 |
紅葉の山腹(勢至平より・奥は箕輪山) |
荒涼とした沼ノ平噴火口(矢筈ヶ森より) |
鉄山・矢筈ヶ森の鞍部より |
屏風岩より相恋の滝を見下ろす |
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