八ヶ岳(4回目)
3度目の正直で横岳通過を目指しました。”女王”コマクサとの対面も目的として,2年前の濃霧と強風に敗退した硫黄岳からのルートを選びました。
@期間 7/1718(山中1泊2日)
A同行者 K君
Bアプローチ 中央道・諏訪南ICより,美濃戸口へ(車使用)。公共交通の場合,JR中央線・茅野駅より美濃戸口行きバス終点下車。
Cルート 第1日:美濃戸口−美濃戸−赤岳鉱泉−硫黄岳−硫黄岳山荘(泊)

第2日:硫黄岳山荘−硫黄岳−赤岳鉱泉−美濃戸−美濃戸口

(最高点:硫黄岳山頂・標高2760m,難易度:☆☆☆★★)

D天候 第1日:曇

第2日:雨

E所要時間 第1日:歩行時間約4時間半,休憩時間約2時間

第2日:歩行時間約3時間半,休憩時間約2時間

Fポイント ・美濃戸の手前と少し登ったところで,アブの襲撃を受けました。奴等は体温に敏感に反応して集まってきます。タオルを振り回して必死で追い払いました。序盤で思わぬ体力の消耗です。(K君は奮闘むなしく腕に2ヶ所”被弾”しました)

・林道を北沢沿いに登って行けばやがて丸木橋が現れて,ようやく山道が始まります。7度渡り返して赤岳鉱泉に着きます。無理なく高度が稼げました。

・赤岳鉱泉を出て立て続けに3つの沢を渡れば,急登が始まります。木の階段で3分の1,鬱蒼とした樹林を抜けて横岳方面が見えたら3分の2,低木とハイマツ帯を登り切れば赤岩の頭に到着します。

・赤岩の頭にはシャクナゲが咲き乱れていました。振り仰ぐと,南八ヶ岳の雄々しい峰々が連なっていました。ここに来るのは2度目でしたが,景色が見渡せたのは初めてのことです。

・硫黄岳の山頂一帯の高山植物も今回は優しく迎えてくれました。

・爆裂火口を見下ろすのも今回が初めて。実物は,本当にものすごい迫力です。

・岩だらけの道を下りて行けば,目指す硫黄岳山荘が見えました。山荘付近は一段と立派なコマクサの群落でした。

・夕食まで三脚を持ってしばし散策。コマクサは様々な表情を持っていました。容姿端麗なのもあればそうでないものも・・・

・翌朝,天気予報どおり雨が降っていました。目指す横岳は次々に雲が通り風も強めです。こんな時に無理をする必要もないので,今回も横岳通過は断念しました。雨は強くなったり弱くなったりしながらも降り続きました

・印象に残った花々は以下のとおりです。(*秀逸)
(1)美濃戸口〜美濃戸:シモツケソウ
(2)美濃戸〜赤岳鉱泉:クルマユリ
(3)赤岳鉱泉〜赤岩の頭:ミヤマキンポウゲ
(4)赤岩の頭〜硫黄岳山頂:ハクサンシャクナゲ(*),ミヤマシオガマ(*),ミヤマダイコンソウ(*),シラネニンジンorハクサンボウフウ
(5)硫黄岳山頂〜大ダルミ:(4)に加えて,コマクサ(*),ハクサンイチゲ,ウルップソウ,オヤマノエンドウ(*)

G総括 2年前の山行は,濃霧に暴風で何も見えなかったので,実質今回が初めてのようなもの。赤岩の頭に出てからのコースの全貌と,爆裂火口を見ることが出来たのが「成果」です。

・素敵な花々との出会いも印象的でした。梅雨明け前の八ヶ岳,天候は今一つでしたが,来た甲斐は大いにありました。

・結局,横岳通過は今回も断念しました。晴れたときに実行すればいいのです。その日は必ずや来ることでしょう。

H気付事項 ・美濃戸から少し登ったところに,ショートカット・コースがあります。登りだと入口が見つかりにくく急登なので,下りに利用するのがおすすめです。

 

ハクサンシャクナゲ(赤岩の頭)

おなじみ・爆裂火口(硫黄岳山頂)

硫黄岳山頂にて

ミヤマダイコンソウ(硫黄岳山頂)

コマクサ(大ダルミ)

シロバナコマクサ(大ダルミ)

ミヤマシオガマ(大ダルミ)

オヤマノエンドウ(大ダルミ)

 

 


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