浅間尾根2024年02月03(土)、天候:晴

コース:人里バス停−人里峠−浅間嶺−時坂峠−払沢の滝入口バス停

御前山の重厚な山容が目の前に余すところなく広がっていた。

2024年の山歩き第二弾は、奥多摩のなだらかな尾根縦走を愉しめる浅間尾根。この日も底抜けに明るい冬空の下で、自然林の多いルートを歩いた。19年ぶりに歩いたが、体力の衰えと、記憶の薄れを実感する山行となった。

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奥多摩を歩くなら、まずは浅間尾根。これは、東京に越してきたときにMackeyと約束していたこと。自然林が比較的多く、アップダウンが少ない、比較的「楽勝」の山というのが共通した記憶であったのだが、奥多摩がホームグラウンドだったのは19年前までのこと。あの頃はまだ30代だったが、今は50代後半になっており、現実は容赦ない。

武蔵五日市駅から西東京バスで、浅間尾根登山口ではなく手前の人里(へんぼり)で下車する。今回は、歩く距離を短くすることにしていた。深い谷間のバス停から最初は急な車道を登り始める。やがて民家が途切れて山道が始まると、植林の九十九折れの登山道。奥多摩の典型的な登りルートで、尾根に出るまでは忍の一字である。心肺機能と脚力の衰えは隠せない。人里峠に登り着いて、ここからは縦走路を行く。植林帯から自然林が混じるようになると、陽射しの降り注ぐ落ち葉の道となった。

時折、北側の斜面が伐採されて、大岳山から御前山にかけての展望が広がる。再び自然林の道が続き、樹間越死に御前山を見ながら行けば、浅間嶺を過ぎて休憩所に出る。ここから再び、北側が伐採されたトラバース道を行くようになると、目の前に御前山の重厚な山容が余すところなく広がったのが印象的であった。19年前の記憶にはなかった光景で、伐採は比較的最近のことと思われる。鹿除けの柵で囲われた場所からは、御前山から西側の三頭山にかけての展望も広がり、奥多摩の主役とも言える山々の展望には目を奪われた。

展望を過ぎると、植林帯を行くようになり高度を下げる。Mackeyが右膝に痛みを感じるようになり、無理せずに下り坂をゆっくりと降りていく。峠の茶屋跡を過ぎれば舗装道が現われて時坂峠。登山道と車道が交錯する中、急な下り坂は避けて無理せず車道をゆっくりと高度を下げて行き、払沢の滝入口にようやく着いた。



歩き始め急な車道の登り



御前山から大岳山への連なり


自然林の中、木漏れ日の縦走路



樹林の向こうに御前山を見ながら



大岳山と前景に印象的なダケカンバ


落ち葉を踏みながら進んだ


御前山と左奥には三頭山を見る




前回の高尾山とは違って、静かな山歩きを愉しむことができた。19年前の2月に浅間尾根を歩いたときは至る所に雪が見られたが、今回は全く雪もなく自然林の中では足元に積もる落ち葉を踏みながらの快適な山歩きとなった。去年手術した右膝はやや重い感じがするが良くなってきている。しかし、足の裏側が柔らかくて、山歩き仕様に戻っていない感じ。Mackeyが前回、今回と終盤に膝の痛みを感じているので、しばらくは無理ができないかな。今年は、標高差を抑えた山歩きを計画しよう。

2024.02.04. by TAKASKE

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