栗駒山2023年10月08(日)、天候:曇ときどき晴

コース:いわかがみ平−(中央コース)−中央コース展望地上部(往復)

中央コース展望地から東栗駒コース方面
(紅葉はこれからが本番の様相)

恒例の栗駒山の紅葉は、7ヶ月ぶりの山歩きとなった。中央コースの3分の2、展望地までを、感触を確かめながら歩いた。天候も今ひとつだったので、無理せず引き返した。

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山歩きは実に7ヶ月ぶりのこと。実は、膝の手術で山歩きを休んでいたのだ。今年の2月頃から膝に違和感を感じていたのだが、3月5日に世界谷地をスノーシューで歩いた後から、痛みが増して日によっては激痛が走るようになったのだ。MRI検査の結果、膝に骨の欠片が入り込んでいたため手術を受けることになったのだ。GW明けに10日間ほど入院して手術を受けたが、リハビリの先生からは「山歩きは秋からですね〜」と言われてしまい、50代後半となったからには無理しないと固く誓って、ようやく解禁となったのだ・・・

たかが骨の欠片というなかれ、取り出されたのは2cmに迫るサイズだったのだ。しかも、膝の違和感はなかなか消えなくて、曲げ伸ばしも少ししんどい。こんな状態で、下山でつまずいたら、本当に衝撃に耐えられるのか、と不安が先に立つ。記録的な猛暑で紅葉は例年より10日ほど遅れているせいか、シャトルバスで登り着いたいわかがみ平はまだまだ時期尚早。しかし、登り始めからヘリコプターが賑やかだ。(後で立ち寄った山道具屋で聞いたところ、あればNHKのヘリだそうで、ニュースで見たら「見頃を迎えた」の文字が・・・、うそや!)山頂は雲が垂れこめて、陽射しもほどんどない。

膝の感触を確かめながら、ゆっくりゆっくりと登って行く。東南アジアの人達の一団と抜きつ抜かれつ登り続けた。展望地前の急坂(といっても大したことないが)で振り返れば、麓の方は陽射しが当たっている。その向こう、栗原市の田園地帯からは所々に煙が立ち上っている。刈り取った田んぼやもみ殻を焼いているのだろう。そして、傾斜が終わって展望地に出たところ、山頂は相変わらず雲を纏う栗駒山の本峰が目に入った。展望地の上の方、最後の登りの手前でご飯を食べながら晴れるのを待っていたが、今日は山頂から雲が取れることはなく、さりとて斜面の色付きも今ひとつだったので、膝のことも考えてこれで満足と、下山にかかる。

展望地を過ぎて急坂を下れば、今度は手前側の斜面に陽射しが当たって、麓の方は日が翳っていた。一瞬見せた輝きであった。時折、陽射しが射し込む瞬間のサラサドウダンやナナカマドの赤色がアクセントとなって、そこだけを切り取って写す。次々に登ってくるハイカー。やっぱり紅葉の名山だけあって、人が途絶えない。下り坂にも膝は思ったよりも動けていて、足の運びもコントロールできた状態でいわかがみ平まで降りることができた。シャトルバスを待つ行列はものすごいことになっていて、乗車までに30分以上かかった。栗駒の町に立ち寄って、小さな山道具屋さんで栗駒山のTシャツを買った。近所では山岳写真家の展示や古本市などが開催されていて、少し遊んでから帰った。

 



紅葉は所々に見られる程度



オオカメノキは去年と一緒?


振り返る



煙立ち上る田園地帯



斜面の下部に光が当たる



山頂は雲が切れなかった


色付き始めた斜面


今度は上部に陽射しが


時折陽射しに紅葉が輝く


サラサドウダンの紅葉


バス待ち行列のいわかがみ平
※Mackey撮影
 


復活の山歩きは雰囲気を愉しむことができた。膝の回復度合いはまだまだこれからであったが、山歩きができる見通しが立った。紅葉はまだ1週間ほど早かったようだ。これからの進み具合が気になるが、中腹のブナ林の黄葉も含めれば、輝く季節はこれからも続くので、また足を運びたい。

2023.10.16. by TAKASKE

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