栗駒山2022年10月02(日)、天候:快晴

コース:いわかがみ平−東栗駒山−栗駒山頂−(中央コース)−いわかがみ平

宮城県側の紅葉の大斜面を眺める

東栗駒コースから登って中央コースを下山する紅葉山行を愉しんだ。快晴の青空に映える栗駒山本峰、中央コース上部の紅葉の大斜面が印象的であった。

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前日の土曜日、本格的な紅葉を迎えた栗駒山を待っていたのは、想像を絶する混雑。話に尾ひれがついて、朝5時には「いこいの村」跡の駐車場が満車になるとか。朝が弱い自分には5時までに着くのは無理で、暗いうちから出発したが到着は5時40分となった。それでも、駐車場はまだまだ余裕があった。シャトルバス乗り場は行列で、乗り込んだのは朝6時半頃となった。

この日はMackeyは、前の週の西吾妻山を歩いた後の足の違和感の影響もあったのでお休み。せっかくの紅葉の山歩きに勿体ないが、翌週にお客さんを案内することになっているので、その時に万全の体調で望みたいため、休むことになった。7時前にいわかがみ平を出発。これだけでも異例の早さだ。焦らずにゆっくりと足を運ぶが、前の週に西吾妻を歩いたせいか身体の重さを感じずに結構調子がいい。紅葉もまずまずの染まり具合となってきて、新湯沢を渡る頃には調子の良さを実感していた。

森林限界を抜ければ栗駒山の本峰が顔を出す。この日は雲一つない快晴。遠望はそれほどでもないが、まずまずの斜面の染まり具合を見せており、空が一際青い。少し暑いくらいだが、尾根を歩けば風が吹き渡ってきて涼しさを感じる。快適な稜線歩きが続き、山頂までの急登もじっくりと一歩一歩踏みしめて山頂に立った。鳥海山はうっすらと姿を見せていた。まだ10時を過ぎたばかりだが、ここで昼食とした。

中央コースを下山する。東栗駒コースを分ければ、サラサドウダンとミネカエデに真っ赤に染まる斜面を下る。昼前で逆光を受けて斜面は光り輝いていた。近づくと葉っぱはちじれていたりして完璧とはいえなかったが、斜面全体を見ればまずまずの色合いであった。展望地で栗駒山本峰を振り返れば、あとはいわかがみ平へ向けての下り坂。まだまだ時間が早いので、登ってくる人が大勢いる。こんなにもたくさんの人がいるのは、やっぱり全国有数の紅葉の山ならではだ。

いわかがみ平まで順調に下ってきて、流石に足に応えた。下りの脚力は正直で、運動不足がモロに出る。シャトルバスに乗り込む前に、売っていた豚汁に手が出る。山頂の昼食だけでは物足りなかったので丁度よかった。シャトルバスからはまだまだ大勢の人が吐き出されている。シャトルバスで「いこいの村」跡に下りて時間があったので、新湯温泉くりこま荘のお風呂に入った。この日は、白濁の湯で硫黄の香りが強かったが、日焼け止めを忘れていたので、顔がヒリヒリしていることにようやく気付いたのであった。



新湯沢渡渉点で一休み



うっすらと七ツ森が見えた



この日は雲一つない快晴



紅葉はまずまずの染まり具合



山頂に向かう登りが近づく



シロバナトウウチソウ


右奥にうっすら早池峰山
(遠望は余り効かない)


山頂から鳥海山を眺める


鳥海山をズームアップ


紅葉の大斜面を下る


行く手に紅葉が波となって


振り仰ぐ栗駒山



サラサドウダンが染まる



こちらはミネカエデ


 



休日に栗駒山の紅葉登山。すべての自家用車が「いこいの村」跡で車を止めるようになって、混乱はなくなったが、人気が徐々に高まっているのを感じる。休日には手軽に登れない山になりつつある。

しかし、私は知っている。秋の栗駒山は、中腹のブナ林が染まる10月下旬まで素晴らしさを見せてくれることを。

2022.10.23. by TAKASKE

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