西吾妻山2022年9月25(日)、天候:晴

コース:北望台−かもしか展望台ー大凹−梵天岩−天狗岩(往復)

行く手に西吾妻山のたおやかな山体が見える

※Mackey撮影

吾妻連峰の最高峰、西吾妻山を歩いた。TAKASKEにとっては20年ぶり2回目、Mackeyにとっては初めての西吾妻。天元台スキー場の最上部、北望台からの最短ルートの往復となった。紅葉にはまだ早かったが、秋の爽やかな山歩きを愉しむことができた。しかし、20年前とは明らかに体力が落ちていることを実感することにもなった。

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前日に飯坂温泉に素泊まりし、当日朝は福島市内の吉野家で腹を満たしてから東北中央道を米沢方面へ。市内を避けて天元台スキー場のロープウェイ乗り場に着いたのが午前10時前。ここからロープウェイと3本のリフトを乗り継いで、登山口の北望台を出たのは午前11時前。意外と時間が掛かった。
北望台からかもしか展望台まではオオシラビソの森が続いた。鬱蒼とした美林で、こちらも冬の樹氷が見られる山として知られている。かもしか展望台に出れば、目の前に雲海が広がり、飯豊連峰が頂きをのぞかせていた。

ここからは展望を交えたルートが続く。人形石への分岐を過ぎて緩い下り坂を行けば、リンドウが点在する斜面を右に見る。遅くまで雪渓が残る場所のようで、やがて大凹(おおくぼ)の水場に出る。冷たくてリフレッシュされた。ここからの登りが滑りやすい岩をよじ登るように進むが、かなりいやらしい坂道だった。両手を使いながらよじ登るように登って、登り着いたところで振り返れば、吾妻連峰が横たわっていて、奥には東吾妻の活火山群が頭を見せていた。

ここからは緩い快適な木道の登りが梵天岩まで続く。久々の山歩きで思ったよりも時間が掛かって、下ってくるハイカーが多くなり、下りのリフトの最終時刻が気になり始めた。逆光に浮かぶシルエットが特徴的な梵天岩までどうにか辿り着いた。そこから、天狗岩までは目と鼻の先、しかし、そこから約20分の西吾妻山頂まで行くと、下りのリフトには間に合わない見込みとなったので、引き返すことにした。

帰りはそこそこ急ぎ足になりながら、岩がゴロゴロの急坂や、樹林帯の中の湿った岩の上を滑りながら、何とか最終のリフトまで余すところ15分の15時25分頃に北望台まで下りてきた。下りのリフトでようやく一息ついた。この日は、草紅葉にもやや早く、木々の紅葉も一部のヤマウルシが染まっている程度であった。

ロープウェイを下りてから、白布温泉でひと風呂浴びてから高速で帰った。



オオシラビソの美林を行く



見事なダケカンバが1本



オオカメノキの紅葉はこれから



かもしか展望台より雲海を望む
※Mackey撮影



雲海の奥に飯豊連峰



鮮やかなエゾオヤマリンドウ


斜面は草紅葉の一歩手前


奥に東吾妻の活火山群が顔を出す



梵天岩に向けて高度を上げる



天狗岩より西吾妻山頂







このレポを書くにあたり、20年前のレポを読んだところ、米沢駅前を出たのが11時半過ぎ。天元台のロープウェイに乗ったのは13時を回っていてまさに駆け足で歩いた山行であった(しかも、大回りの人形石を経由)。そして、季節は2週間ほど秋が深まった時季で、中腹の紅葉が見事であったことは記憶していた。当時は、かなりの楽勝登山で大凹から先の急坂も全く記憶していないほどであった。

20年を経た体力の衰えに加えて、今年も夏山歩きがまったくできずに、約3ヶ月ぶりの山歩きとなったことなども余計に時間がかかる原因となった。いつまでも当時の体力が維持されていると思っていると手痛い目にあうことを肝に銘じて計画する必要がある。やはり、福島ではなく米沢に泊まればよかったのだろう。

このレポを完成させる前に、ホームグラウンドの栗駒山で紅葉シーズンを迎えている。このところ毎年、お決まりのパターンであるが、Mackeyにとっては頂上を踏まなかったが百名山の山行が一つ加わったことになる。9月は例年、台風や秋雨で計画が立てにくいが、このようにして遠征できる貴重な機会を見つけることができたのはよかった。

2022.10.17. by TAKASKE

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