栗駒山（東栗駒コース〜中央コース）、2021年10月03日（日）、天候：晴れ

コース：イワカガミ平−東栗駒山−栗駒山頂−中央コース展望地−イワカガミ平

今年も紅葉の栗駒山を歩いた。東栗駒コースの紅葉山行は5年ぶり。ややピークを過ぎつつあったが、東栗駒山周辺や中央コースの展望地付近は見事な紅葉が見られた。今回は、例年にない人出となった。

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5年ぶりに東栗駒コースを歩くことにしてイワカガミ平を目指す。なんと言っても真っ赤に染まる雄大な栗駒山の景色が魅力だ。ところが、思わぬ問題が発生した。耕英地区に入ったところで渋滞につかまってしまったのだ。案内する栗原市の職員が、イワカガミ平だけでなく、シャトルバスの発着点の「いこいの村」の駐車場も満杯になったと言っている。そして、いこいの村の約3km手前の「山脈ハウス」に誘導されるがままに車を止めた。

山脈ハウスのすぐ上にある「ハイルザーム栗駒」からシャトルバスが出ることになったがものすごい行列だ。これは時間が掛かりそう。また中央コースかな、と思いながらも、なんとかイワカガミ平に辿り着いて、諦めかけた東栗駒コースを歩き始める。ツツジやカエデが赤や黄色に染まっていて、やがて東栗駒山の斜面が見えてくる。真っ赤に染まっており期待が持てる。新湯沢のあたりは本当に鮮やかな染まり具合であった。標高を上げて、東栗駒山の手前で視界が開け、栗駒山本峰の雄大な姿が目に飛び込む。

紅葉は栗駒山本峰よりも、今歩いている東栗駒山付近が鮮やかで、上の方は色あせ始めていた。前々日に接近した台風の大雨と、前日の吹き返しの風のせいか、上部は散ってしまったようだ。それでも、東栗駒山から台地状に広がり幾つかの小ピークを越えていく道がまさに「紅葉のプロムナード」といった雰囲気だった。山頂に向けての急登は身体に応えたが、来た道を振り返ると眼下に東栗駒山の鮮やかな紅葉が広がりが見て取れた。

登りついた山頂はものすごい混雑だった。東栗駒コースを歩いているときからいつもより多いと思っていたが、山頂の混雑はこれまでコロナで自粛を強いられてきた鬱憤を晴らすかのようなものすごい人出だ。今までで一番といってもいいほど。混雑を避けて天狗平方面に5分ほど歩いたところで身体を落ち着けて、短めの休憩をとって山頂を後にした。下りはいつもの中央コースへ。展望地で写真を撮り紅葉の峰を目に焼き付けたら、あとは流れに任せて下る。

途切れない登山者の列、写真を撮ろうとしても、人の波に押されてじっくり撮れない。広角で撮ろうとすると人が映り込んでしまう。午後2時を過ぎてもまだまだ登ってくる人がいて、無事に下山できるのかと心配になる。コンクリートの登山道はいつものことだが、足裏が痛くなってきて、早く終わらないかと思いながら下る。最後の勾配が急になった下り坂は踏ん張りが効かない。これもいつものこと。そして、イワカガミ平はシャトルバスを待つものすごい行列だった。誘導に案内と栗原市の職員さんは大忙し。きっと戦場のような1日だったんだな。（まだ終わっていないけど）

東栗駒コースは序盤から紅葉が	深紅の東栗駒山が見えて	木々が低くなってくると	新湯沢に着く （この辺りも見事）
栗駒山の雄大な姿	東栗駒山から振り返る斜面	東栗駒山一帯は鮮やかに染まる （人が大勢いる）	東栗駒山の紅葉を眼下に山頂を目指す
山頂から中央コースを俯瞰 ※Mackey撮影	山頂から俯瞰する斜面を切り取る	中央コースより東栗駒山の方角	展望地から見上げる栗駒山
見上げる斜面を切り取る	中央コースの「紅葉の海」 （人が多すぎて撮影が困難）

2021.10.10. by TAKASKE