栗駒山(世界谷地)、2021年09月11日(土)、天候:曇り
コース:世界谷地駐車場−世界谷地第一湿原−世界谷地第二湿原−世界谷地駐車場
約3ヶ月ぶりの山歩きは栗駒山の世界谷地。ところどころにヤマウルシの紅葉も見られるようになった湿原で、エゾオヤマリンドウが見頃を迎えていた。
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今年の盛夏は結局山歩きができなかった。仕事が忙しかったこともあるが、猛暑と冷夏が極端に入れ替わる天候不順にコロナ禍が手伝って、全く歩ける状況になかった。山歩きが不足していると、距離や標高差も限定されてくるのだが、加えて至る所で大気が不安定で、歩ける手頃な山が見つからない状態となっていた。この日も天気予報は翌日の方がよいのだが(実際、翌日は山歩き日和になって地団太踏んだ)、仕事が入ってしまったので少し無理してでも歩きたくなった。
盛夏を見ずに迎えた初秋の栗駒山。やはり今一つの天候で、午後にはにわか雨も考えられたので、中央コースではなく世界谷地に行き先を絞る。入口の駐車場に着いたのは12時近くでこれからスタートする。鈍りに鈍った身体は、最初の登り坂でも重力を感じてブレーキが掛かる。振り切るだけの脚の筋力が欲しい。ブナ林を抜けて第一湿原へ。雲の切れ間から薄日が射し込む程度だが、湿原は予想通りに色鮮やかさを見せてくれていた。
紫色のエゾオヤマリンドウは見頃を迎えていた。サワギキョウは残り花で、10日早ければ最盛期だったに違いない。ウメバチソウも数多く見られた。所々に紅葉の始まったヤマウルシを見ながら第一湿原を1周し、樹林帯を抜けて第二湿原へ。こちらも第一湿原と同様の色づきで、ノアザミの残り花を見つけた。栗駒山は分厚い雲を被っていて、こちらにやってきそうな様相。あわよくば”ブナ爺”と呼んでいるブナ林まで行きたかったが、ここで引き返すことにした。
来るときは駐車場に意外と多くの車が止まっていて、ニッコウキスゲの時季以外に珍しかった。コロナ禍で行ける場所が限られているせいだろうか。駐車場に戻ってきたときには車は半減していた。コロナ禍で休業中の駒の湯温泉に顔を出してひとしきり話をしてから帰った。
山の「禁断症状」でどうしても居ても立ってもいられなくなって向かった栗駒山。雰囲気だけは味わうことができたが、秋の湿原の彩りに満足できた。秋の本格的な紅葉登山に向けてエネルギーをチャージすることができた。
ノアザミの残り花
(第二湿原にて)
ミツバチ戯れるリンドウ
※Mackey撮影
サワギキョウも残っていた
秣森近くの登山道沿いのブナ
2021.09.19. by TAKASKE
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