栗駒山(世界谷地〜大地森分岐)、2021年05月30日(日)、天候:晴れのち曇り

コース:世界谷地駐車場−世界谷地第一湿原−世界谷地第二湿原−大地森分岐(旧変則十字路)−世界谷地駐車場

ワタスゲが揺れる世界谷地第二湿原

恒例の初夏の世界谷地とブナ林を歩いた。世界谷地第二湿原では風に揺れるワタスゲの実が圧巻であった。そこから先の見事なブナ林もいつも通りで、ハルゼミの鳴き声が降り注ぐ中を大地森分岐まで歩いた。

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今年は天候不順と仕事の忙しさで、ようやく春の山歩きの機会が巡ってきた。毎年、始まりは世界谷地とブナ林と決まっている。足慣らしの意味も兼ねた山歩きだが、Mackeyはこのところジム通いで鍛えている。Mackeyの友達で最近山にハマっている女性1名も同行する。

世界谷地の駐車場で今年もハルゼミの大合唱に迎えられた。この瞬間がたまらなくいい。歩き始めはタニウツギのピンク色の花に彩られた道。ブナの二次林を抜けて世界谷地第一湿原へ。咲き始めのレンゲツツジとサラサドウダンに迎えられる。ミツガシワが咲き残っていたのは予想外だった。所々でワタスゲの実がまとまって揺れている。遠く栗駒山本峰は、丁度駒姿がいい感じだ。

第一湿原から樹林帯を越えて今度は第二湿原へ。今度は一面のワタスゲの群落だ。Mackeyの友人もこれには感動している。風が強く、雲が流れているが、目の前にそびえる大地森は新緑のブナを纏って輝いていた。コバイケイソウもわずかに見ることができた。

第二湿原を過ぎれば待望のブナ原生林だ。何度見ても飽きないブナ林だが、Mackeyの友人には退屈だったかな?こちらは写真を撮りながらで、余計に歩みが遅くなる。足元のユキザサ、ツクバネソウ、マイヅルソウも目を愉しませてくれる。大地森分岐は、以前は温湯温泉へと続く道があって、「変則十字路」と呼ばれていた。そして、19年前に温湯温泉まで歩いたときに見た看板がひっそりと置かれているのを見つけた。宮城に移り住んで10年、今まで一度も気付かなかった。

大地森分岐で引き返す。陽射しが翳ってきて、やがて雨が降り出しそうな暗さになる。淡々と世界谷地駐車場に向けて引き返すが、Mackeyと友人から少しずつ離されていく。本格的な山歩きをやるには、もっと体力をつけないといけない。



新緑の第一湿原から栗駒山



レンゲツツジは咲き始め



ミツガシワは咲き残り



所々にワタスゲを見る



トウダイグサ科の花



ワタスゲ揺れる第二湿原に入る



大地森はブナ新緑に覆われて


コバイケイソウ


新緑のブナ林


ユキザサはひっそりと咲く


アマドコロ


若いブナの木



ツクバネソウはこの時期おなじみ


今年は少なかったマイヅルソウ


19年前の看板と再会


見事な新緑のブナ大木


ニョイスミレ
     


お約束の足慣らしの山歩き。いつもと見る景色はほとんど変わらなかったが、初夏の花に彩られた湿原と、新緑のシャワーが降り注ぐブナの原生林に心癒された。Mackeyの友人にも栗駒山のもう一つの魅力を感じてもらえたかな、と思う。次は、Mackeyが期待している、花に彩られた産沼コースを歩きたい。できれば梅雨入り前に。

2021.06.03. by TAKASKE

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