栗駒山(中央コース)、2020年10月04日(日)、天候:曇り

コース:いわかがみ平−中央コース展望地−山頂まで残り約800m地点(往復)

眼下に広がる「神の絨毯」、そして雲海

※Mackey撮影

久々の山歩きで紅葉の栗駒山を歩いた。今回は足慣らしでお手軽な中央コースへ。展望地の上部まで行き、山頂は踏まずに下りた。曇り空ではあったが、鮮やかな紅葉を愉しむことができた。

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コロナ禍に加えて週末の天候が冴えず、猛暑の夏も手伝って、山歩きは4か月ぶり。栗駒山の紅葉の季節も例年より1週間以上遅れて到来した。10月より東京からの旅行も”Go To キャンペーン”の対象となり、待ち焦がれた登山客が押し寄せているという。旧「いこいの村」の駐車場に車を置いて、シャトルバスでいわかがみ平へ。感染対策は信じるしかない。到着したいわかがみ平は高曇りで、眼下に雲海が見えた(下界は濃霧に包まれていた)。

まだまだ紅葉は下りてきていない。ヤマウルシが所々染まっている程度で、中央コースを出発。午前9時半。淡々と登って行く。東栗駒山から広がる大斜面もまだまだ緑色を残している。早くも下山する人が結構いて、若い女性の登山者も目立つ。紅葉シーズンの特徴で全国から登山者を集めている山であることを実感する。

Mackeyは調子が良さそうで、ほとんど休みをとらずに順調に登り続けて1時間余りで展望地に登りつく。想像以上の鮮やかな紅葉の斜面が目に飛び込んできた。陽射しは相変わらずないが、それでも鮮やかな染まり具合で、展望地から上がピークを迎えていることがわかる。大勢の人が集う山頂は今回はパスすることにして、あとは適当な場所まで行き写真を撮って引き返すことにする。

緩やかに広がる栗駒山の斜面を見下ろせば、鮮やかな赤を主体としながらも黄色や緑が混じる様相で、まさに「神の絨毯」の表現が相応しい。この日は陽射しが全くないにもかかわらず、これだけの鮮やかな色合いを見せているのは、まさに一帯の染まり具合がピークを迎えている証拠だろう。この日は紅葉の山肌の奥に雲海が消えずに残っていて、これも今まで見たことのない光景であった。

満足のうちに下山にかかる。味気のない中央コースも、紅葉の時期は色々な種類の葉が愉しめる。特に、サラサドウダンの葉が鮮やかな赤を見せてくれる。まだまだ登って来るハイカーが多い。いわかがみ平まで下りてくれば、雲海はすぐ下まで迫っていた。



東栗駒山の斜面は
まだ早い



ムシカリの紅葉



ハウチワカエデが
染まり始め



展望地手前で振り返る
いつもの光景



展望地からの本峰
※Mackey撮影



最も染まっている斜面



遠くに雲海が見えた


奥に大地森と揚石山


東栗駒山を横に見る


サラサドウダンの紅葉


すぐ下まで雲海が迫る
いわかがみ平




実に4か月ぶりの山歩きで、それはそれは見事な紅葉に出会うことができた。陽射しはまったくなかったのだが、宮城県側の赤が主体の紅葉、そのピークの鮮やかさは喩えようのないものであった。今回は足慣らし。また、栗駒山の紅葉を味わい尽くしたい。

2020.10.10. by TAKASKE

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