栗駒山(須川コース下部)、2020年06月14日(日)、天候:曇り

コース:須川温泉−名残ヶ原−苔花平−名残ヶ原−賽の碩−須川温泉

名残ヶ原は一面のワタスゲ
(背後は焼石連峰)

須川温泉から栗駒山を歩いた。今回は主目的は温泉で、ついでに足慣らしの第三弾として、苔花平まで歩いてみた。名残ヶ原のワタスゲ、苔花平のイワカガミがまさに最盛期で印象的だった。

※写真はすべてクリックすると別窓で拡大表示されます。


コロナ禍もようやく出口が見えてきて、久々に天空の温泉ともいうべき須川温泉に浸かりたい、と目指すことにした。ついでに、須川コースを苔花平まで足慣らしで歩けば、山歩きも愉しむことができる。期待した天気は須川温泉に着く頃には雲が覆ってしまったが、山頂まで行かないので、気にしない。

須川の源泉を横目に歩き始める。須川コースのスタートは、大地のエネルギーを感じて気分が高揚する。タニウツギやウラジロヨウラク、ミネカエデなどが花を咲かせている中を進む。名残ヶ原が一望できる場所に出ると、遠目にもワタスゲの実で埋め尽くされているのが見て取れた。そして湿原に足を踏み入れれば、ワタスゲの実の大歓迎を受けた。

名残ヶ原を過ぎれば、風に乗って硫化水素臭が漂ってきた。昭和湖か地獄谷から噴き出していると思われるが、今までこんなに強く感じることがなかった。やはり濃度が高くなっているのだろう。そして、通行止めとなる苔花平の分岐まで来て、産沼コースへ。沢を渡ったところにある苔花平の小湿原で昼食をとって引き返すことにするが、イワカガミが今を盛りと咲き乱れていた。

名残ヶ原まで戻って、賽の碩を経由することに。マイヅルソウやアカモノの群落を横目に、剣岳の威容を見上げながら歩く。火山性の荒涼とした場所と灌木帯を抜けて須川温泉に戻った。「栗駒山荘」の湯に浸かる。この日の最終目的地、酸味の香り立つある須川の硫黄泉に久々に身を委ねる。極上の時間を心行くまで過ごした。




ウラジロヨウラクは
咲き始め



ミネカエデも花を
咲かせていた



所々で鮮やかな
タニウツギ



ニョイスミレ



ワタスゲの花は一面に



イワイチョウ



苔花平で休む


イワカガミは今が盛り


一際濃い色のイワカガミ


タテヤマリンドウ


剣岳の威容


マイヅルソウの群落
 

アカモノ


ツマトリソウ
   


火山性が際立つ須川コースで、この時期に数多くの花を目にすることができた。この時期に見頃を迎えていたワタスゲの実とイワカガミが何といっても印象的だったが、これら以外にも本当に目を愉しませてくれる高山の花々に出会えた。3回続けて山頂を踏まない山歩きとなったので、次回は本格的に山頂を目指して産沼コースを歩きたい。宮城県側の東栗駒コースも、サラサドウダンの中を登ってみたい。

2020.06.23. by TAKASKE

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送