栗駒山(1,626m)、2019年06月02日(日)、天候:晴れ

コース:いわかがみ平−(中央コース)−栗駒山頂(往復)

残雪が映える栗駒山本峰

中央コースから栗駒山を往復した。新緑が生え揃った斜面は目に鮮やかで、上部は雪渓が輝いていた。清々しさに満ち溢れた初夏の山歩きを愉しんだ。

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この日はMackeyの足慣らし。蔵王山や鬼首の禿岳も考えたのだが、やはり足慣らしにも最適なのは「我が」栗駒山だ。なんと言っても、早起きしなくても登れるお手軽さがいい。前の週に猛暑日一歩手前の暑さに見舞われて、下界から見る残雪も目に見えて減ってきた。そして、シンボルの「駒姿」も丁度よく凛々しさを漂わせていた。
いわかがみ平に着けば、車は30台ほど。しかし、時はすでに11時半を回っていた。なんともなめた行動で、多くの登山者は山の上にいる。今日は、山頂を踏まなくても展望地まで行ければよいので、気楽な気分だ。

中央コースを登って行けば、足元のショウジョウバカマやミツバオウレン、低木のムラサキヤシオにオオカメノキと、所々に咲いていて目を愉しませてくれる。高度を上げるにつれて風が出てきて、陽射しの割に爽やかである。展望地に出れば、眼前に聳える栗駒山本峰は、山肌に残雪が輝くように散りばめられていた。そして、左に目を転ずれば、虚空蔵山からの稜線沿いに「駒姿」の頭から首にかけての雪渓がくっきりと浮かび上がっていた。

展望地あたりで下山して来る人が増えてきた。思いの外疲れていないので、山頂まで登ることにする。上半分は雪渓をキックステップで登り続けて、結構足に応えてきたところで山頂に着いた。焼石岳や鳥海山を見ることができた。食事をとって下山にかかる。展望地を過ぎればあとは単調に下り続けるだけだが、やっぱり中央コースのコンクリートの登山道は足の裏にダメージを与えてくる。その中で、灌木帯が目の前で開けて眼下に「新緑の絨毯」が広がった。紅葉の時期には「真紅の絨毯」が見られる場所。新緑が生え揃ったこの時期ならではの光景。初めて目にした。

あとはのんびりと下って、いわかがみ平に着いたのは午後3時半頃。久々に駒の湯温泉に立ち寄る。温く優しい硫黄泉を独占できて、何よりのご褒美となった。しばし温泉のご夫妻と歓談してから山を下りる。帰り途、夕暮れの田んぼから見る栗駒山の姿も印象的だった。



いわかがみ平からの眺め



東栗駒山の山肌



ショウジョウバカマ



ムラサキヤシオ



オオカメノキ



稜線沿いに浮かぶ「駒姿」



ミツバオウレン



山頂へ向かう途中より



ミネザクラ(雪渓をバックに)


山頂より焼石岳


大地森、揚石山、間に世界谷地


ムラサキヤシオ


何とも鮮やかな「新緑の絨毯」


夕映えの田んぼと栗駒山 
   


Mackeyの足慣らしで軽い気持ちで登った中央コース。しかし、新緑の生え揃った鮮やかな斜面と絶妙に配置された残雪、そして所々にアクセントとなる花々と、見所の多い山歩きとなった。比較的近いところに、これだけの魅力のある山があることは本当に幸せなことだ。今シーズンは昨シーズンよりも出来れば多くの山歩きの機会を持てればと思っている。

2019.06.05. by TAKASKE

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