栗駒山(世界谷地)2018年09月11日(火)、天候:曇ときどき晴

コース:世界谷地駐車場−世界谷地第一湿原−世界谷地第二湿原−変則十字路までの途中−世界谷地駐車場

色づき始めた湿原
(世界谷地第一湿原)

初秋の世界谷地とその奥に広がるブナ林を歩いた。湿原はひっそりとしていて、秋の花が咲いていた。そして、部分的に紅葉が見られた。奥に広がるブナ林は、まだまだ夏の雰囲気を残していた。
涸れ沢を越えたあたりの平坦な場所まで行き、引き返した。

※写真はすべてクリックすると別窓で拡大表示されます。


数ヶ月に1回、休みを取って病院に行っている。メタボの血液検査だが、10時頃にはいつも終わるので半休にしているのだが、この日は1日休みにした。なんとなく今年の夏の疲れがたまっていたので、人気(ひとけ)のない山でホッとする時間が欲しかったのだ。天気はイマイチだったが、一人で車を山に向けて走らせる。下界は晴れ間があったが、山の方はどんよりとした天気のようだが、構わずに向かった。

世界谷地駐車場から歩けば、すぐに第一湿原。サワギキョウは終盤で、同じ紫色のリンドウは所々に目立っていた。ヤマウルシは紅葉が始まっている。あとは咲き残るイワショウブと、各々が群れずにマイペースで咲くウメバチソウの白い花、キンコウカの残り花、稲穂のようなイネ科の植物。上空は敷き詰められた鉛色の雲で、隙間からわずかに陽射しがこぼれる程度。第一湿原を後にして第二湿原へ。こちらは第一湿原に比べて花が少ない。栗駒山も山頂は雲を被ったままだが、陽射しが少しずつ降り注ぐようになった。

第二湿原を後にすればここからブナ林を緩く下る。涸れ沢を渡れば、平坦な一帯となり、いつもの「ブナ爺」も健在であった。台風が通過したため、下手をすれば倒れているかも、と心配していた。今日は変則十字路まで行かずに、この辺りの雰囲気の良いブナ林を眺めて帰路に着く。まだまだ、夏の雰囲気を残す原生林であった。駐車場まで戻ったら、車で駒の湯温泉に立ち寄る。ぬる湯に身を浸して更に癒される時間を過ごしてから山を下りた。




リンドウの花はこの日の主役



ウメバチソウはぽつぽつと咲く



まるで実った稲穂
(名前はわからない)



サワギキョウの美形



世界谷地第二湿原



涸れ沢の近く、雰囲気あるブナ林



まだまだ夏の雰囲気を残す

 




山レポに乗せるかどうか迷うレベルのちょっとした山歩きだったが、なんとなく初秋の世界谷地とブナ林を眺めたくなった。エレガントな姿のサワギキョウが咲き残っていたのはよかった。ヤマウルシの紅葉が始まっていたのも秋の雰囲気を感じさせてくれた。

このレポを書いている今、紅葉の山行も何度か歩いている。ひっそりとした季節のすぐあとで、山が染まり1年で最も賑わう季節を迎えている。東北の秋は先を急ぐように進んで行く。今度は全体が染まる湿原を歩いてみよう。 

2018.10.13. by TAKASKE

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送