栗駒山(1626m)、2018年06月24日(日)、天候:晴れ

コース:いわかがみ平−東栗駒山−栗駒山頂−(中央コース)−いわかがみ平

青空に映える雄峰、緑と残雪の斜面

栗駒山を東栗駒コースから登った。青空の下、緑色の斜面に残雪が映えていた。特筆すべきは、登り始めから山頂近くまで、絶え間なく続いた満開のサラサドウダン。これほどの咲きっぷりを見たことはかつてなかった。文字通り「サラサドウダン街道」の様相であった。

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Mackeyは用事があって今日は単独。行き先に迷ったが、基本の栗駒山を歩く。初夏の東栗駒コースは久しく歩いていないので、須川コースをやめて東栗駒コースとする。青空の下、いわかがみ平に到着。東栗駒山の斜面が緑色に輝いている。スタートは10時前になってしまったが、ルートは歩き慣れている。

歩き始めてすぐに満開のサラサドウダンが迎えてくれた。標高1100m付近で見頃なのだろう、と最初は思った。サラサドウダンが次から次へと現れる。その中を潜るように登り続けて、新湯沢に出る。渡渉ポイントを見定めて、薄くなった雪渓を慎重にルートを見極めて通過した。満開のサラサドウダンはなおも続き、やがて展望が開けた。栗駒山の本峰は緑色の斜面と所々に真っ白な残雪を輝かせながら雄大に聳えていた。

ここからは快適な展望のルートが続く。風も適度に吹いており、体温を下げてくれる。そして、なおも続く満開のサラサドウダンの道。やがて、山頂への斜面を登り始めると、次々に新たな花が現われる。アカモノ、イワイチョウ、ヒナザクラ、コイワカガミ、タテヤマリンドウ、ショウジョウバカマ、ハクサンチドリ、コバイケイソウ、ゴゼンタチバナ・・・数々の花に歓迎されながら山頂に立つ。遠望は霞んでいたが、晴れ渡った空の下で最高の登頂となった。

下りは毎度の中央コース。いつものようにコンクリートの道は足に応えるが、展望地を過ぎれば再びサラサドウダンの道。どこまでも満開のサラサドウダンが続く。こんなに咲き誇るのは見たことがない。どう見ても大当たりの年としか思えない。色合いや模様も多彩で、本当に見ているだけで幸せな気分になる。青空や栗駒山の峰を背景に、また順光に逆光と撮りまくる。いい加減、疲れ果てた頃にいわかがみ平まで下りてきた。最後は温泉タイム。今日は「新湯温泉くりこま荘」に入って、疲れを癒した。



耕英地区に入れば視界が開けた



いわかがみ平から東栗駒山



盛りを迎えたサラサドウダン



ナナカマドは白い花をつける 



イワカガミは点々と咲く



サラサドウダン



こちらはベニサラサドウダン



足元にはツマトリソウ



新湯沢近くのミツバオウレン 



新湯沢の雪渓は慎重に進む 



満開のサラサドウダンが続く



アカモノは所々に見られる程度



サラサドウダンを見て山頂へ



コバイケイソウは開花前



雪が溶けた後のショウジョウバカマ



ヒナザクラはこれからが本番 



見下ろす宮城県側の斜面
(大地森と奥に揚石山)



中央コースに多いハクサンチドリ


本峰を背景にサラサドウダン



透過光のサラサドウダン



ベニサラサドウダンは時折



ミネカエデも花を咲かせていた 



赤と白のコントラスト強い花

 

ところで前日は、世界谷地第一湿原に行き、満開のニッコウキスゲを愉しんだ。当たり年とのことで、確かに今まで見た中では1,2を争う密度の濃さではあった。ニッコウキスゲで満足したあとは駒の湯温泉に寄って、草刈りのお手伝いをしてから温いお湯に浸かった。前日と合わせて、花に満ち溢れる栗駒山を堪能した。



 



とにかく圧巻の山歩きとなった。全山でサラサドウダンが満開。最初はいわかがみ平付近だけかと思っていたが、終始満開のサラサドウダンが歓迎してくれた。これだけの咲きっぷりはかつて見たことがないくらいだった。本当に幸せなことだった。去年は、もう少し遅い時期にウラジロヨウラクに歓迎されながら登ったが、それを上回る密度と美しさだった。また、この時期(初夏)の晴れた東栗駒コースも初めてで、紅葉の時期とは違った緑に残雪が映える山肌も素晴らしかった。 

2018.06.26. by TAKASKE

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