石老山(702m)、2018年01月03日(水)、天候:晴れ

コース:石老山入口バス停−顕鏡寺−桜山展望台−石老山山頂−大明神展望台−箕石橋−プレジャーフォレストバス停

石老山頂から眺める富士山
(左手前は御正体山)

年末年始の恒例の帰省山行は、今回は新春の中央線沿線・石老山を歩いた。巨岩が次々に現れた前半、所々に現れる展望、山頂からの雪を被った富士山と、低山ながらも手頃で見どころ満載の山であった。

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年末年始に関東に帰省すると、いつものように明るい陽射しが降り注いでいる。Mackeyの実家に厄介になって1月3日、Mackeyパパが提案した山は、「石老山(せきろうざん)」。独身の頃から名前は知っていたのだが、気になりながらも登る機会がなかった。山頂から富士山も見ることができるので、目指すことにする。午前8時過ぎにJR中央線の相模湖駅に下り立ち、そこからバスで石老山の登山口へ。鉄道駅から登山口までのアプローチにバスが健在なのも大都市近郊ならではのこと。石老山を目指す乗客もそこそこ乗っていた。

バス停からしばらく歩き、登山道に入ればさっそく巨岩が現われる。第三期の海底に堆積してフィリピン海プレートに乗った丹沢に押し上げられた礫岩とのこと。次々に巨岩が現われて、一つ一つに名前が付けられている。岩の間を抜けて行く道は北斜面で光が当たらないが、雪はまったくない。冬型が厳しいせいで、関東の低山には雪がまったく降っていない。霜柱を踏みしめながら登って行けば、顕鏡寺。更に巨岩の道を登れば分岐で、桜山展望台のルートを選ぶ。植林から自然林になって陽射し降り注ぐ落ち葉のトラバース道。展望台からは4年前に歩いた南高尾山稜が目立っている。谷間に津久井湖がチラッと見え、奥に高層ビルがうっすらと見えた。

展望台を後にすれば、本格的な登りが1時間近く続いた。そして登りついた先に石老山の山頂があった。目の前の丹沢山塊は蛭ヶ岳から檜洞丸、そして焼山へと続く山稜を惜しげもなく見せていた。右奥に御正体山を目立たせた道志山塊があり、その右奥に雪を被った富士山が望めた。前々回(高川山)、前回(矢倉岳)とは異なり、展望の主役というよりは脇役に近いが、やはり富士山の見える山は素晴らしい!

山頂は北風が強めで、昼休みも短めに切り上げて大明神展望台経由で下山する。こちらは巨岩もなく平凡な下りが続き、大明神展望台でようやく満足な展望を得る。北から西が開けて、陣馬山から三頭山に続く笹尾根、奥秩父連山、大菩薩連峰などがくっきり望めた。眼下には相模湖大橋を目立たせた相模湖が見え、小仏峠に向けて伸びる中央道は上り線がUターンラッシュの渋滞が見て取れた。展望台を後にして更に下れば、やがて薄暗い谷筋を下るようになり、箕石橋で舗装道路に出た。あとは道なりに歩いて、プレジャーフォレスト(旧相模湖ピクニックランド)のバス停に着いた。まだ午後1時前、数年前に出来たというプレジャーフォレストの温泉に浸かり、温泉のレストランでささやかな登頂の乾杯をした。その後、バス、電車と乗り継いで帰った。

※今回の帰省ではデジタル一眼レフは持たず、写真はすべてスマホで撮影しています。



早速、巨岩が現われる



顕鏡寺の山門



顕鏡寺の「岩窟」



「蓮華岩」と奥に「大天狗岩」



南高尾山稜と奥に広がる街並み
(桜山展望台からの眺め)



落ち葉の登り坂



石老山頂から丹沢の山並み
(左に塔ノ岳、中央は蛭ヶ岳)



相模湖と景信山、小仏峠
(大明神展望台より)



相模湖駅から石老山

 




初めての石老山、富士山の展望も見られたが、印象的だったのは目の前に展開する丹沢山塊の北面と、存在感抜群の南高尾山稜の展望であった。序盤に次々に現れる巨岩などもあり見どころも多かったが、残念だったのは植林が思ったよりも多かったこと。所々に見ることができた陣馬山など自然林の多い南斜面の山を次回は歩いてみたいと思った。

この冬もMackeyパパと歩くことができた。 石老山は手頃な山であったが、80歳近い義父と今後も歩くには、少しずつ難易度を下げた方がよいかもしれない。ともあれ、ことしも年末年始の山歩きで富士山の展望を愉しむことができてよかった、よかった。宮城では得られない体験、また来シーズンも行いたい。

2018.01.08. by TAKASKE

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