七ツ森2017年04月23日(日)、天候:晴れ

コース:町道出合駐車場−七ツ森湖畔−キツネノカミソリ広場−蜂倉山分岐手前−鎌倉山と遂倉山の鞍部−町道側登山口−町道出合駐車場

鎌倉山と遂倉山の間の谷間を下れば、ニリンソウの群落が見頃であった。

春の花を求めて七ツ森を歩いた。今回はピークを踏まずに鎌倉山の周囲を巡った。カタクリはほぼ終わっていたが、日当たりの悪い場所には残り花が見られた。ヒトリシズカやスミレも多く、谷間にはニリンソウがまさに盛りを迎えていた。山肌は芽吹きが始まったばかりで、東北はこれからが春本番という雰囲気だった。

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朝、目を覚まして空を見ると、晴れているが雲が多い。Mackeyは実家に帰省中。一人で残雪の栗駒山を予定していたが、この天候では山頂は雲の中で風も強そう。というわけで栗駒山をあきらめたら、気が抜けたのか寝過ごして午前9時半になってしまった。しかし、何処かへ行きたかったので、まあ七ツ森に行けば何らかの花に出会えるだろう、と七ツ森を目指した。低山は陽射しにあふれていた。南川ダムの近くの町道出合駐車場に車を止めて歩き出す。

南川ダムを通過しやがて湖畔を離れて、鎌倉山へと向かうルートに入る。さっそく登場したのがコガネネコノメソウ。次いで、ヒトリシズカが至るところに群落を作っていた。ユリワサビやスミレの花も多い。今回は仕事の疲れがたまっていて睡眠不足なのでピークは目指さない。そのまま緩やかに登る道を進めば、花びらを落として種だけになったカタクリが現れた。やはり遅かったか・・・時折花びらが残っているものもあるが、写真を撮るには堪えないレベル。小さな峠を越えて道が下りにかかればキツネノカミソリ広場へ。右側に蜂倉山が見えれば、やがて日当たりのよくない谷間の道となった。カタクリの残り花が至るところに現われた。時折、美しい形を保っている花が現れてカメラを向けた。よかった・・・今年もカタクリに出会うことができた。

左側の寄り添う沢から道が合流する。合流した道に下りて沢を渡り、鎌倉山方面に登り返す。沢沿いの道はニリンソウが咲き乱れ、バイケイソウは緑色の葉を光らせていた。杉林の中、わずかな区間の急登を経て杉林を抜ければ鎌倉山と遂倉山の鞍部に出た。辺りは自然林で、この辺もカタクリの花が多い。道は下りに転じて、ロープの急坂を下ると涸れ沢の道となり、圧倒的なニリンソウの群落に出会う。今、まさに見頃を迎えていた。しばらくニリンソウの中を下り続けて、たがら森の横を抜ければ町道沿いに出た。陽射し降り注ぐ田んぼの中の道を抜けて町道へ。駐車場は目と鼻の先だった。鎌倉山の斜面はわずかな芽吹きでまだまだ淡い緑色にも達していないほどだったが、自然林の爽やかさに満ちた田園風景の中を歩いた。




七ツ森湖から笹倉山



コガネネコノメソウ



ヒトリシズカ



葉が開いたヒトリシズカ



樹間から望む蜂倉山



ミツバツツジ?



このスミレは?



カタクリの残り花



谷間にはニリンソウの群落



林床にはバイケイソウ



スラリと高いカタクリ



鎌倉山と遂倉山の間の谷間
(ニリンソウの大群落)



下山したところに桜が



のどかな春の風景
(奥がたがら森、手前は鎌倉山)

   



春が巡ってきた南東北の低山を愉しんだ。カタクリはあきらめかけていたが、残り花にめぐり合えた。そして、谷間の道を彩っていたニリンソウの群落は印象的であった。今回は鎌倉山を反時計回りに周回するコースで、ピークは踏まなかった。忙しくて疲れていたので。しかし、七ツ森はこういうコースどりが出来るところがいい。そして、谷間には一層多くの種類の花が見られた。来年も春の七ツ森を訪れたい。

2017.04.26. by TAKASKE

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