七ツ森(笹倉山;507m)、2016年11月06日(日)、天候:晴ときどき曇
コース:御門杉登山口−姥坂−眺子口展望台−国見崎展望台−笹倉山頂−国見崎展望台−姥坂−御門杉登山口
七ツ森の「総大将」的存在の山である笹倉山に登った。自然林は鮮やかに紅葉しており、陽射しに鮮やかに輝いていた。山頂付近には見事なブナも見られて、素晴らしい黄葉に出会えた。
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七ツ森は自然林が多く紅葉も期待できる。栗駒山の紅葉が終わった後に低山の紅葉を愉しむ山域で、訪れるのは4年連続。そのうち、3年連続で晩秋に登ることになる。ダム湖の北側に連なる撫倉山、蜂倉山、鎌倉山はすでに登っているので、ダム湖の南側に一際高いが比較的歩きやすい笹倉山に登ることにした。
御門杉登山口に着くと、杉林の上に自然林が紅葉しているのが見えた。陽射しを受けて輝いていた。姥坂にかかると自然林が近づいてきて、坂を登りきった場所は自然林の中にあった。ここから、眺子口展望台に寄る。七ツ森湖を挟んで、連なる峰々が見渡せた。斜面は紅葉しており、見下ろす下界も自然林はみな紅葉していた。しかし、次々と押し寄せる雲に陽射しはほとんど遮られている。じっとしていると寒さに震えてきたので、展望台を後にして姥坂の上部まで戻り、山頂へ向けて進む。
紅葉鮮やかな登りを進み登山道が九十九折れになると、杉の植林が割って入るようになる。しばらく我慢の道を登り続けると再び自然林が覆ってきた。国見崎展望台を過ぎて山頂に向かう。あとは緩い登りを行く。ブナも現れて黄葉が陽射しに輝くとこれまた鮮やかだ。樹林に囲まれた山頂には薬師堂が建ち、左の石柱には薬師像が彫られていて、如何に信仰が篤かったかがうかがい知れる。手を合わせて引き返す。国見崎展望台で休憩をとる。南側に開けた場所で陽射しに暖かさも感じたが、靄が立ち込めて仙台のビル群は見えなかったが、大和町の平野部が見渡せた。
あとは下山するだけ。やはり陽射しは翳る時間帯が長く、せっかくの紅葉も沈んだ色をしていたが、わずかな時間だけでも陽射しが降り注げばパッと鮮やかな色彩が浮かび上がった。笹倉山は杉の植林が所々にあるのは残念ではあるが、自然林の色鮮やかさが際立つ七ツ森エリアの特色を存分に発揮していた。連なるダム湖の北側の峰々は鎖やロープも多いが、笹倉山は鎖やロープもなくその分足元には優しい山で、Mackeyも安心して下っている。標高差300m程度、思いの外短時間で御門杉登山口に下り立った。12時を過ぎた時間で、その後、美味しい蕎麦屋と温泉、そしてカフェに立ち寄った。
よく見たら、笹倉山全体が写っている写真が1枚もなかった。去年の七ツ森湖越しの姿を撮った写真はあるけど、陽射しに輝く姿を撮り損ねてしまった。今日は晴れ間が見えたのでよかったが願わくばもっと晴れ渡っていれば更によかった。
この独特の雰囲気を持つエリアはなぜか繰り返し訪れてみたくなる魅力を感じる。そして、今度は初回と同様に春の七ツ森を歩いてみたい。数々のスプリング・エフェメラルに出会うことができるだろう。
2016.11.10. by TAKASKE
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