栗駒山2016年10月02日(日)、天候:晴

コース:いわかがみ平−東栗駒山−中央コース合流点−いわかがみ平

紅葉の焼石連峰が浮かぶ東栗駒コース上部
(手前は笊森避難小屋)

恒例となっている秋の栗駒山。今年は3年ぶりに東栗駒コースを登った。紅葉のピークにはやや早かったようだが、それでも見事な赤色の衣装をまとった姿を見せてくれた。北隣に聳える焼石連峰も真っ赤に染まっているのが認識できた。下りは毎回の中央コースをとった。見事な秋晴れの1日を満喫した。

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見事な快晴の朝、少しでも早く登りたい自分にとって、大仕事が待っている。朝がとても弱いMackeyを起こし山登りの準備をさせて、家を出るまでが毎度のように時間がかかる。膝が悪いので下山にかかる時間を考慮したら、出来るだけ早く出発しないといけないが、こちらの心配をよそにのんびりとした動きで無駄に30分、1時間が過ぎていく。近いと思えば少々遅くても、という心理からか、なかなか思い通りに準備が進まない。家を出たのは8時半頃。今回も中腹でシャトルバスに乗り換えて、結局いわかがみ平を出発したのは午前10時を回ってしまう。

東栗駒コースの序盤は例によってぬかるみだらけの道。スパッツは必携だ。新湯沢の渡渉点は、意外と水量が少ないせいか、ほとんどスパッツも役立つ暇がなかった。そこから、山肌の色が鮮やかさを増してきて、ついに東栗駒山の手前で栗駒山の姿が顔をだした。2011年ほどではなかったが、今年も比較的鮮やかな紅葉を目にすることができた。この、青空の下に浮かぶ雄大な姿がいい。青空には巻雲が浮かんでいた。まさに秋晴れである。東栗駒山の頂を過ぎてからはほとんど平坦な道をしばらく歩く。左側に終始栗駒山を見上げながら歩く。新湯沢の源頭を挟んで、中央コースの尾根との間には鮮やかに染まった大地のうねりが広がっていた。

露岩の小ピークで昼食後、いよいよ栗駒山の山頂へ向けての登りに入る。栗駒山が眼前に迫り、鰯雲の下、宮城県側の雄大な斜面がスカイラインを描いている。登りが始まれば北側の展望が開け、笊森避難小屋と岩手県側の紅葉の斜面、そして北隣に聳える焼石連峰が目に入る。その焼石連峰も紅葉で真っ赤に染まっていた。こうして見ると、焼石連峰のボリュームのすごさがよくわかった。更に急斜面を登りながら振り返れば、歩いてきた東栗駒コースが手に取るように見渡せて、遠く早池峰山も視界に入ってきた。

中央コースとの合流点まで来ると13時半を回っていた。いわかがみ平のシャトルバスの最終が15時発のため、混雑している山頂はパスしてそのまま中央コースを下る。見下ろす中央コース沿いに紅葉の斜面が広がり、大地森や揚石山、並び立つ櫃ヶ森と中ノ森とその奥に広がる平野部が見渡せた。そして、栗駒山の紅葉の斜面もまた見事であった。ただ、やはり時期が多少早かったせいか、2011年の秋に登った鮮烈な紅葉よりは赤みが少ない印象であった。栗駒山の姿が灌木の間に隠れれば、あとは全く面白みのない中央コースをひたすら下る。いわかがみ平には15時10分前に下山した。膝を痛めてから下りは余り速く歩けないMackeyだったが、よく頑張った。

帰りに駒の湯温泉に立ち寄る。湯小屋の隣に「そばカフェ」がオープンしており、お風呂の時間待ちで蕎麦を頂く。なかなか美味い。ご夫妻と話をしながら湯小屋の空くのを待つが、下山客が次から次へとやってくる。聞けば午前中は客がなかなか来ないとのこと。是非、空いている午前中に来て下さいと言っていた。結局今回は、次々にやってくるお客さんに譲って入浴はパスして帰路についた。雨続きで下界の田んぼは稲刈りが進んでいない。田んぼの奥に栗駒山のシルエットがくっきりと浮かんでいた。




徐々に視界が開ける



新湯沢渡渉点は水量が少ない
※Mackey撮影



徐々に色彩豊かになる
※Mackey撮影



栗駒山が雄大な姿を見せた



青空に巻雲浮かぶ栗駒山



足元から紅葉が広がる
(遠く禿岳と船形連峰)



宮城県側の大斜面と鰯雲
※Mackey撮影



東栗駒コースを振り返る
(左奥に早池峰山)



これから下る中央コースの紅葉
(大地森も存在感を放つ)



中央コースの大斜面



夕暮れ間近の田園地帯にて
(流れる煙も雰囲気を醸す)

 




今回も大満足の紅葉の栗駒山。ちょっと早かったせいか、もう少し鮮やかな姿が見られたら、とも思ったがまあこれでよしとしなきゃね。これからは中腹のブナの黄葉を見にまた登りたい。出来れば、今まで歩いたことのない裏掛コースを歩いて、黄葉のブナ林から展望の山頂へとダイナミックに登ってみたい。

2016.10.09. by TAKASKE

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