雄国沼2016年06月26日(日)、天候:雨と霧

コース:金沢峠−雄国沼探勝路(木道周回)−休憩所方面−金沢峠

霧に霞む花園

ニッコウキスゲの大群落を見るために、磐梯山に近い雄国沼を目指した。当初の予想より悪くなった天気の中、濃霧に霞む幻想的(?)な群落を目にすることができた。晴れていたら近くのピークも踏んで歩こうと思っていただけに、どんなによかっただろうと思わせる山歩きであった。

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雄国沼に咲き競うニッコウキスゲの写真は東京にいる頃からの憧れではあったが、この春に会津地方を旅行した時にMackeyが是非行ってみたいということで、今回訪れることにする。梅雨時の天気予報ほどあてにならないものはない。直前の週半ばでは、週末に晴れ間も期待できたのに、下方修正されてきた。土曜日に車を南に走らせる。この日はどちらかといえば天気が悪い方なので移動日として、翌日に歩くことにする。磐梯山はすっぽりと分厚い雲を被っていた。喜多方の町から少し外れた田園地帯の宿でまったりと過ごして、翌朝の出発に備えた。

翌朝、会津盆地は濃厚なミルクに満たされたように霧の中。出発する頃には盆地の霧は晴れてきたが、行く手の雄国山は影形も見えない。萩平駐車場に着くと、風も強く雨がパラパラと降り始めていた。シャトルバスに乗って金沢峠へ。下車した身体に冷たい強風が容赦なく吹き付ける。雄国沼へ向けて下り始める。足元もややぬかるみ状態で、10分ほどで沼の畔と思われる平坦地に着いた。ここから探勝路の木道を行く。始めはパラパラだったニッコウキスゲが少しずつ密度を増してきた。

しかし、なかなかの密度のニッコウキスゲも霧に霞んで広がりが見えない。カメラを構えると霧の奥が黄色い光に包まれているようで、これだけでもすごいことが想像された。足元を見れば点々と咲くのはトキソウ、そして、ツルコケモモと所々に群落となって咲いていた。ヒオウギアヤメも見ることができた。雨が降り続く中、周回コースを終えてさすがにもう一周する気にもなれず、群落に別れを告げる。そのまま金沢峠に戻る人たちもいたが、沼畔の休憩所を目指す人たちもいて、その流れについていくことにした。やがて鬱蒼としたブナ林に入り、太いブナも所々に現れた。ブナの幹は流れ落ちる雨水に濡れていた。

休憩所までは行かずに引き返し、金沢峠に戻る。シャトルバスはタッチの差で乗れずに、30分待って次のバスに乗る。萩平駐車場まで下りてくると、眼下に広がる田園地帯には光が射し込んで輝いているのが見て取れた。夕方、すっかり雲の切れた盆地を車を走らせていたが、山はまだ雲を被ったままだった。



ニッコウキスゲは盛りを迎えていた



広い木道で少しでも良い写真を
※Mackey撮影



トキソウは至る所に咲いていた



思いっきりトリミング
※Mackey撮影



ツルコケモモ
※Mackey撮影



今日の中ではベストかな?
(晴れていたらなぁ・・・)



ヒオウギアヤメ



太いブナが現れる



鬱蒼とした雰囲気あるブナ林だ
※Mackey撮影



水に濡れたブナの木肌

   


喜多方は会津若松とは違った魅力を持つ。前日は新宮熊野神社長床を訪れて、豪壮な建物と銀杏の大木、そして数々の仏像に接した。下山後は、蔵造の建物や会津ほまれの酒蔵を見学し、熱塩温泉に浸かった。もちろん、ラーメンも外さない。前日に「まこと食堂」、下山後には「食堂なまえ」に入った。どちらも大満足の味であった。



新宮熊野神社長床
(前日に見物)



見事な銀杏の大木



甲斐本家の蔵造りの建物
(下山後に見物)



甲斐本家の建物
(下界は晴れていた)



素晴らしい密度の濃い群落の片りんを見ることができた。残念ながら霧に包まれた中での満開のニッコウキスゲであった。今度は青空の下で満開のニッコウキスゲを見たい。雄国山や猫魔ヶ岳なども合わせて歩いてみたい。

2016.07.03. by TAKASKE

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