徳仙丈山(712m)、2016年05月22日(日)、天候:快晴

コース:本吉登山口駐車場−(尾根コース)−徳仙丈山頂−(のんびりコース)−本吉登山口駐車場

尾根コースより南側を望む
※Mackey撮影

4年ぶりに気仙沼の徳仙丈山に登った。ヤマツツジは「超」満開で、全山染まるほどの鮮やかさであった。快晴で陽射しがさんさんと降り注ぎ、暑いくらいであったが、老若男女問わずその顔は幸せに満ち溢れていた。

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宮城県ではこの時期になると徳仙丈山のヤマツツジが決まってニュースになる。混雑必至の山であるが、4年前に鮮やかに染まる姿に触れてまた歩いてみたいと思っていた。膝が悪いMackeyにも手頃な山である。例年より春の訪れが早いとはいえ、当初は前の週に行くことにしていた予定を情報収集してこの週末に修正。車を走らせる。途中で道に迷い思わぬロスもあったが、思ったほどの渋滞もなく本吉登山口駐車場に車を入れることができた。

最初から満開のつつじがお出迎えである。これから登る人たちのテンションが上がっているのがよくわかる。尾根コースは最初の急斜面を無理せず登れば、あとは時折展望を交えながらののんびり歩きができる。時折吹き抜ける風が暑さを和らげてくれる。南側の展望が得られ、前回は見ることのできなかった海岸線が見て取れた。遠くに金華山のピラミダルな形も認識できた。やがて、山頂方面が見渡せるようになると、「どうだ!」と言わんばかりの全山満開状態。息を切らせながら山頂に立つと、申し分のない展望に満開のヤマツツジが花を添える光景となった。気仙沼湾と大島も見て取れ、北側には室根山が前回よりも近い距離に見えた。初夏の北上高地の大地のうねりも緑色の絨毯のようだ。

山頂からは一旦気仙沼登山口の方向へ下り、「つつじ街道」を鑑賞する。ものすごい数のつつじと、ものすごい数の人達が登ってくる。こちらのほうが高度差がないのか、まさに「老いも若きも」といった様相であるが、子供からお年寄りまで満開のつつじを目にして笑顔に満ち溢れている。手をつないだカップルや、初老のハイカー夫婦、孫に手を引っ張られるように登るおじいちゃんなどなど・・・咲き誇るつつじの姿を目にしながら、先祖から受け継がれたこの光景を子孫の代に引き継がなければならないことをふと思った。

さて、つつじ街道を引き返しお祭り広場を抜けて最後にのんびりコースを本吉口まで戻ることにする。これも前回と同じコース。左側の斜面に次々と現れるのは、ヤマツツジの大株だ。ヤマツツジというのは目線か見下ろすような位置に見ることが多いという印象だったが、株分かれした見上げるような大きさの古木が何本もあって、それはそれは壮観であった。午後1時を回っていて陽射しが強すぎるせいか、日蔭の場所に入るとホッとするような状態だったが、のんびりと歩いて本吉口まで下りた。南三陸に寄って温泉に入り、お酒と海産物をゲットして帰宅。大満足の1日であった。




駐車場に掲げられている看板
※Mackey撮影



最初から満開のつつじがお出迎え
※Mackey撮影



新緑を背景に撮影



尾根コースより南側の海を望む
(遠く金華山も認識できた)



つつじ色の山の形
(これぞ全山満開!)



高度を上げて振り返る



山頂から気仙沼湾と大島方面
※Mackey撮影



室根山も近くに見える
(空気が澄んでいる証拠)



気仙沼口側の「つつじ街道」
※Mackey撮影



陽光に透かしてみる



この光景を引き継いでいきたい・・・
※Mackey撮影



のんびりコースから戻る



大きな株が次々に現れる



つつじの斜面の見納め

 

 


4年ぶりの徳仙丈山、混雑する山にMackeyは最初難色を示していたが、この鮮やかな色を再び目にすることができて幸せだった。展望も良好で、海の見える山というのもやはり独特の気持ちよさを感じた。再訪して本当によかった。

東北の春は駆け足で過ぎて行く。今年もあちこち行きたかった春の山も、こうして夏に移ろうとしている。また宿題をたくさん残してしまったような気がする。来年の春にまだいることが出来るのだろうかとの思いも持ちながら、今年は東北の夏山を出来るだけ楽しんでおきたいと思い始めている。

2016.05.28. by TAKASKE

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