栗駒山・世界谷地スノーシューイングツアー2016年03月21日(月)、天候:晴

コース:世界谷地入口駐車場−世界谷地第一湿原(往復)

根開き見られる雪解けの二次林
(世界谷地入口のブナ林)

雪解けが進む栗駒山の中腹を歩いた。スノーシューで歩く世界谷地は木道が見え始めて、冬景色は終わり間近で厳しさから解放された姿があった。最初に訪れた駒の湯エリアとともにブナ林が青空に映えて輝きを見せていた。

※写真はすべてクリックすると別窓で拡大表示されます。


暖かい日が続いて駒の湯の積雪はこの2週間で順調に減って7cmとなった。買い換えたばかりの新しいスノーシューを持っていく。この日は再び駒の湯温泉さんのお手伝いに参加する。我々ともう一組のご夫婦が参加する。車を下りてから駒の湯温泉までは積雪も減ったのでツボ足で行く。斜面のブナ林は陽射しが当たると雪面に影を落として輝いていた。陽射しもすっかり春の強さである。写真を撮りながら、駒の湯温泉のご主人さんから遅れがちになるのを追いかけて、湯小屋へ。お風呂掃除に精を出す。定期的に湯の花を取り除かないと大変だそうだ。

作業が終わってから、駒の湯温泉さんのご夫妻を囲んで話し込む。話に花が咲き、時間の経つのも忘れて大いに盛り上がる。気が付けば午後3時を回り、日が傾き始めている。お別れして、さて家へ帰ろうかと思ったが、新しいスノーシューと世界谷地があきらめ切れないので、せめて第一湿原までと行くことにした。駐車場までは問題なく車で行けて、そこからスノーシューを履いてスタートする。まだ20〜30cmは積雪があるようで、締まった雪の上をスイスイと歩く。傾いた陽射しにブナの二次林が輝いていた。雪解けが進み、根開きが形成されていた。

世界谷地第一湿原に出ると、ちょうど木道のレベルあたりまで雪が残っていた。栗駒山の山頂は雲を被っていて、湿原は風が吹き抜けていた。寒いし時間も遅いので、第一湿原の奥のブナ林まで行くこともあきらめてすぐに引き返す。駐車場へ向かう林に入ると、いつの間にか弱い雪が舞ってきて、キラキラと輝いていた。写真を撮ったらあとは駐車場へと戻るのみ。夕陽で影が長くなったブナの二次林を抜ければ眼下に広大な平野と遠く北上高地南部の山並みを見ながら、駐車場へと下っていく。ホッとする時間が流れ、あきらめずに立ち寄ってよかった。



駒の湯のブナ林も雪解けが進む



駒の湯の雪原を一望する



ローアングルからブナを撮影



世界谷地第一湿原に出る
(木道が顔を出している)
※Mackey撮影



傾いた陽射しが雪面に反射する
※Mackey撮影



駐車場に引き返す
※Mackey撮影



陽射しに光る雪



二次林を駐車場に向かう



遠く北上高地まで見渡せた



少し寒さが残っていたものの、陽射しに包まれた中で残雪のブナ林と湿原を愉しむことができた。特にブナの幹の周りにできた根開きが印象的であった。駒の湯のご夫妻とのひとときも楽しく、これからもささやかなお手伝いができればと思った。新しいスノーシューも軽くてなかなか歩きやすく、このまま次のシーズンを待つのではなく、もう少し高い山で残雪のトレッキングを愉しみたい。

2016.03.30. by TAKASKE

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