高川山(976m)、2015年1月3日(日)、天候:快晴
コース:JR中央本線初狩駅−(男坂ルート)−高川山頂−馬頭観音−富士急行田野倉駅
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快晴の新春富士 |
帰省ついでの恒例となりつつある年末年始の日帰り山歩きは、山梨県大月市の高川山、実に15年ぶりのことである。1月3日は又とない快晴で、それはそれは見事な富士山を見ることができた。関東地方ならではの明るい陽射しの下での山歩きは新鮮であった。
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年末年始にMackeyパパと行く山歩きは今回で3回目。富士山の見える山として手頃な高川山に登ることにする。Mackeyパパは高川山に登ったことがないので、丁度いい。初狩駅に下り立つと、砂糖をまぶしたような雪が日陰にうっすらと残っていた。かなり寒い。山道に入ってからもしばらくは日陰の道が続き、霜柱を踏みながら登って行く。やや急な登りが続き男坂に入ればやがて自然林になって陽射しが降り注ぐ。快晴の青空の下、最後の急登を過ぎて足元に熊笹が広がる中をゆっくりと行けば標高976mの山頂に立つ。
快晴の空の下、富士山は余すところなく姿を見せている。右に三ツ峠、左に杓子山の各前衛の山を従え、桂川が刻む谷筋の奥に立つ主役は白銀の装いを見せていた。澄み切った空気と太陽光線の加減で、山肌の凹凸もくっきりと浮かび上がっている。吉田大沢の模様が見事である。最も好きな方角からの姿である。前回登ったのは15年前だが、確か下り坂の天気で霞んだ姿しか見ることができなかった。Mackeyパパも見事な展望に「すごいねぇ〜」と感心していた。四方の山々は雪もなく穏やかな表情を見せているが、御坂山塊の奥に雪を被る鳳凰三山と甲斐駒ヶ岳を認めた。
何度も何度も主役の姿をカメラに収める。山頂は快晴の新春登山を満喫するハイカーが数多く、にぎやかである。私が前回登った15年前の翌年から9年ほどの間、山頂に住みついていた犬がいた。「ビッキー」という愛称で親しまれ2010年の秋に亡くなった犬だが、山頂には写真や新聞の切り抜きが収められたアルバムがあった。そして、亡くなって4年以上経った今でも山頂に集う人々の間で話題になっていた。昼前の時間でハイカーはどんどん増えてきたので、山頂を後にすることに。
下りは富士急の田野倉駅を目指す。陽射し降り注ぐ尾根ルートをひたすら下る。この明るさは、関東地方ならではのことだ。これは、近畿や東北に行ってわかったことだが、関東以外の太平洋側の山々は雪雲が時々流れて日が翳るのだが、関東の山は本当に明るい。関東に住んでいた頃は、雪が全くなかったのが物足りなかったが、今ではこれが如何に貴重なことかが実感できる。落ち葉の積もる道を下って行くと、馬頭観音が現われ、なおも下り続けて思いの外早くに下山できた。
大満足の新春山行となった。なんと言っても主役は富士山だ。快晴の空の下、見事な姿を余すところなく見せてくれた。これほど完璧な姿を拝めることは滅多にない。そして、関東の冬の低山らしい、陽だまりハイクも愉しむことができた。また、次の年末年始もどこかの山に行きたい。やはり富士山の見える山を歩きたい。また、Mackeyパパと次はどこへ行こうかと話をしている今日この頃である。
2015.01.12. by TAKASKE
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