裏岩手・大松倉山(1407m)2014年08月03日(日)、天候:晴れ

コース:網張温泉スキー場第3リフト−犬倉分岐−大松倉山−犬倉分岐−第3リフト

岩手山本峰を背に大松倉山頂へ

盛岡の観光の翌日に手軽な山歩きとして裏岩手の大松倉山を歩いた。大松倉山の山頂東側から岩手山が雄大な姿を見せていた。ルートは緩やかなアップダウンを繰り返す稜線歩きだったが、猛暑の中でヘトヘトになった。

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盛岡に前泊し、ちょっと寝坊気味で出発する。なんだかんだで網張温泉スキー場に着いたのは10時半になっていた。自宅を朝早く出れば十分に着ける時間だ。それにしても地図で見たら標高750mなのに暑い暑い。リフトを3本乗り継いだら標高1300m。ようやく涼しさを感じるようになった。

犬倉分岐で犬倉山には行かずに大松倉山を目指す。針葉樹林帯を緩やかにアップダウンしながら行く手に大松倉山が見えると樹林が切れてくる。目の前には葛根田川が刻む谷を挟んで特徴的なピークの乳頭山(岩手県側からは烏帽子岳と呼ぶ)が見えた。それにしても容赦ない陽射しが降り注ぎ暑い暑い。下界の盛岡市街は35℃に達するかと予報が出ている。所詮は1500mに満たない低山で暑さにバテバテになりそう。

大松倉山の山頂は遮るものがないが、下草や潅木で足元から広がる浮揚感のある展望は見られない。遠くには八幡平のなだらかな稜線も目にするが、何よりも一刻も早く直射日光から逃れたい。もう少し展望のある場所に行きたかったが、今日はここまでと引き返すことにする。今日は膝を痛めていたMackeyが山歩きに戻ってきたので、無理はしない。

大松倉山からの下りで、目の前が開けて岩手山が雄大な姿を見せた。今日一番の展望だ。カルデラの外輪山である鬼ヶ城と屏風尾根の向こうに山頂を形成する薬師岳がひときわ高い。更に手前にはアオモリトドマツの樹海の斜面が広がっている。西側から見た岩手山は初めてで、独特の風貌であった。樹林帯に入ってから昼食をとって、そこからアップダウンを繰り返して犬倉分岐へ。暑い陽射しの中、時折吹く風にほっとする瞬間がいい。下山にもスキー場のリフトを使えば、高度を下げるほどに暑さが増してくるのを感じた。

下山後の温泉はもちろん網張温泉。きめ細かい白濁したお湯が印象的で、ゆったり浸かることが出来た。しかし、露天風呂に出たらこれがいけない。あっという間にアブに取り囲まれ、タオルをブルンブルンと振り回し続けないと刺されてしまう。スゴスゴと内湯に退散した。泉質はよかったのに参ったな〜。今度はアブのいない季節に入りたい。



行く手にアオモリトドマツの斜面



時折針葉樹林帯を行く



サンカヨウの実



葛根田川の谷の向こうに乳頭山



大松倉山が近づく



色鮮やかな花はクルマユリだけ



南昌山塊と奥に盛岡市街

 


前日に盛岡入りしたのは、「さんさ踊り」を見物するため。「世界一の太鼓パレード」というだけあって、リズミカルで激しく踊りながらの太鼓が見ものだった。男性も参加しているが、女性が中心のお祭りで、艶やかな着物と汗を光らせながらの笑顔が印象的だった。踊りを練習して参加できたらなお楽しいに違いない。

 


Mackeyの復活の山としてアップダウンが少なく急登もないルートを選定したつもりだったが、涼風に吹かれた快適な稜線歩きではなく、直射日光を浴び続けた山歩きとなった。長袖を来ていたMackeyは熱中症になりかけたほどで、やはり1500mを下回る標高なりの暑さになってしまった。岩手山の展望と下山後の温泉はよかったけど、山歩きとしては自分にとってはやや消化不良だったかな。

2014.08.09. by TAKASKE

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