栗駒山(駒の湯エリアわかんツアー)、2014年03月23日(日)、天候:晴ときどき曇

コース:駒の湯エリア周遊

東栗駒山と大地森

再び栗駒山を歩く。今回はツアーに参加し、わかんを履いてのスノートレッキング。目指す世界谷地には辿り着けず、駒の湯エリアを周遊した。大規模な土石流の跡を見て、駒の湯温泉の復活の日を願わずにはいられなかった。

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前回は3月1日、アメダスの「駒の湯」の積雪は97cmだった。ところが、その後、寒波に見舞われ積雪は160cmまで増えた。ようやく寒波が去って積雪が減ったと思ったら、前々日に低気圧が大雪を降らせて再び積雪が160cmに戻った。この日もまだ積雪は150cmを超えていた。ツアーで参加したので、送迎バスに乗る。行者滝の急坂は路面に20cmほどの雪が残り、乗用車が立ち往生していた。自力で行かなくてよかった・・・。駒の湯十字路は前回とは見違えるほどで豪雪地帯の様相だ。更に、世界谷地を目指して進めば、丁字路の「世界谷地入口」から曲がったところで、小雪崩に道が塞がれていた。世界谷地のツアーは急きょ、駒の湯エリアに変更された。

初めてのわかんを装着して歩き始める。歩く間隔はスノーシューというよりもツボ足に近い。しかも、40cmほど積もった雪は水分をたっぷり含んで重い。一歩一歩を踏みしめるのに体力が必要だ。ブナの二次林を抜ければ、行く手に東栗駒山と大地森が並んで見えた。天然のスキー場のような雪原が広がっている場所は、2008年の岩手宮城内陸地震で発生した土石流が一帯の木々をなぎ倒した結果との事。見れば谷間を挟んで反対側の斜面が崩れ落ちた形跡を生々しく残していた。

天気はおおむね晴れているが、まだ冬型が残っていて雲が流れている。風もまだ強い。ブナの二次林に入れば、陽射しが射しこむと雪面には縞模様が浮かんだ。谷間には駒の湯温泉の慰霊碑がひっそりと立っていた。足湯があって、いずれはこの場所に温泉を復活させたいと関係者は頑張っているそうだ。その日が早く来ることを願わずにはいられない。雪が融けたら足湯に浸かりに来たい。この日は新湯温泉くりこま荘に浸かって解散した。




世界谷地入口の積雪状況



移動中にブナ林を撮影



ブナ二次林の雪面に縞模様



北海道のような(?)風景


初めてのわかんの感触は、ツボ足に近く、沈みそうで意外と沈まない。雪質によってはスノーシューよりもかなり沈むかもしれないが、それほど高額なものでもないので、歩くのも楽しいかもしれない。世界谷地に行けなかったのは残念だったが、まだまだ雪が豊富なので、もう少ししたら歩いてみようかな・・・

2014.03.27. by TAKASKE

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