栗駒山(1,627m)、2013年10月14日(月)、天候:快晴

コース:イワカガミ平−東栗駒山−栗駒山頂−イワカガミ平

雄大に聳える鳥海山(栗駒山頂から)

快晴の中、宮城県側から栗駒山を歩いた。5年に1度あるかどうかのそれはそれは見事な快晴に恵まれた。東北の名だたる名峰を望むことができ、特に西に聳える優美な鳥海山にウットリ・・・

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Mackeyの両親がやってきた。義父のお目当ては栗駒山だ。Mackeyは母親と観光に行き、私と義父は栗駒山に登る。どんぴしゃなタイミングで、晴れ渡った。山肌も紅く染まっているのがわかった。旧いこいの村で車を停めてシャトルバスでイワカガミ平へ。8時前に出発で、順調な滑り出しだ。東栗駒コースに踏み入れると、予想外のぬかるみに悩まされる。仕方がないので、渡渉点で靴を洗うことにして登って行く。

潅木帯を登り続けるが、残念ながら紅葉はどうやら前日の強風でかなり散ってしまったようだ。ツツジの多い宮城県側の斜面は紅色に染まって圧巻の姿なのだが、愉しみは来年に持ち越された。そのときまでいるかどうか・・・その代わりというか、潅木の背が低くなるとともに、背後に展望が広がる。蔵王連峰から月山までが見渡せるようになる。蔵王連峰の西奥には吾妻連峰、更に西には朝日連峰と遠く飯豊連峰、朝日連峰の北側にはボリューム感たっぷりの月山が見て取れた。

渡渉点を過ぎて登れば、栗駒山の本峰が惜しげもなく姿を見せた。東栗駒山に立つと、今度は北東側の展望も開けて早池峰山が認識できる。展望を愉しみながらの漫歩が過ぎて本峰への急登を行く。中央コースを合わせると大渋滞となってその中をなんとか山頂に立った。そこからの展望は喩えようのないほどであった。何よりも、西に聳える鳥海山が実に近く見えて、山頂には雪も見られた。北東北の山々は意外と特徴的なピークが少ないが、八幡平から森吉山にかけての高みが遠くに見て取れた。本当に雲一つない快晴だった!Mackeyパパもこれには大喜びだo(*^v^*)o

ものすごい雑踏で後から後から人が登ってきて、東京の高尾山に次ぐ大混雑(笑)。名残惜しいが、そろそろ下山する。中央コースは1時間余りでイワカガミ平へ下りきる。下の方は紅葉が多少残っていて、遠目には鮮やかに見えた。シャトルバスで旧いこいの村へ、そこから車でMackeyと合流するため鳴子温泉へ移動する。途中の「深山牧場」に立ち寄って、とっておきの栗駒山の風景をカメラに収める。知る人ぞ知る栗駒山のビューポイントだ。来年は残雪の栗駒山を撮りに来よう。



南東北の峰々が姿を現す



蔵王連峰
(遠くに朝日、飯豊連峰も)



神室連峰の奥に月山



東栗駒への登路より本峰を望む



早池峰も姿を見せた
(東栗駒山より)



焼石連峰と奥に岩手山



北側の展望
(まさに雲一つない快晴!)



鳥海山と高松岳



神室連峰



中央コースを下山



東栗駒コースを分ける



斜面は紅葉が過ぎつつある



船形連峰



中央コースの下部は紅葉が残る



深山牧場から望む栗駒山

 


紅葉は過ぎていて残念な結果であったが、5年に1度あるかどうかの見事な快晴の天気に当たった。雲一つない秋空の下、東北の中心にある栗駒山から南は飯豊連峰から、北は八幡平まで見渡せた。東北の山々の配置を初めて立体的に認識した。

中でも西に優美に聳える鳥海山が出色だった。栗駒山から西に連なる「緑の回廊」の行く先に、スッと裾野を引く優美な姿には魅了された。登ってみたいという欲望もあるが、飽かずに眺めていたいという気持ちにさせた。

これ以上の好天を望むことなどできない。栗駒山でこれほどの展望を味わったので、何を楽しみに登ればいいのか?今度は雪景色を見に登ってみようか・・・

2013.10.18. by TAKASKE

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