乳頭温泉郷(スノーシューイングツアー)2013年3月9日(土)、天候:雪のち晴

コース:休暇村−黒湯方面往復(ブナ二次林散策)

青空の下で輝くブナの二次林 

乳頭温泉郷のブナの二次林をスノーシューで歩いた。最初は雪が舞っていたが、終わりの頃には陽射しと青空が戻ってきて、雪のブナ林が輝いていた。歩く距離は物足りなかったが、冬のブナ林を愉しむことができた。

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冬の乳頭温泉郷はMackeyがオススメで、宮城県に引っ越してきてからようやく実現した。この時期、好天であれば素晴らしいスノーシューイングツアーが期待できる。しかし、春先は天候が目まぐるしく変わる時期。今回も週末に悪い予報が重なってしまった。田沢湖から登り着いた休暇村は雪が降りしきっていた。時刻はやや遅めの13時40分。テンションが上がらない状態でのスタートとなった。

黒湯に向かう道は、冬は除雪がされていないため、スノーシューやXCスキーのルートとなる。丁度、団体のツアーがスタートしたばかりで、それを追うような形で行く。ブナの二次林が広がる別世界が展開している。しばらくは道なりに進む。除雪されていない道は、雪が思い思いに積もって、歩きにくい。静寂なモノトーンの世界に包まれて、指導標に従って黒湯を目指して歩いた。

ツアーの団体さんは道を外れて林間を歩いている。大回りした後、林間に団体さんが見え隠れしたので、後をついていくことにする。アップダウンのある中、沢筋が隠れているところを避けて行けば、やがて団体さんのトレースに合流する。少しずつ登りながら行けば、ほのかに硫黄が香る場所に出た。雪はいつの間にか止んで、雲間から薄日が射しこんできた。黒湯が近そうだが、2時半を過ぎたので、周回コースをあきらめて引き返すことにした。

帰りは団体さんのトレースをそのまま逆に辿る。どんどん天候が回復してきて、陽射しに包まれる。雪面に二次林の影が縞模様を描く。いつしか青空も見えてきて、写真映えするような光景となった。道路が迂回している小尾根を乗り越えたあたりが、ブナ林が様々な表情を見せていた。写真タイムが続いた。やがて道路に下り立てば残りわずか。平坦な場所も、1時間半前のモノトーンの世界とは見違える輝きを放っていた。

15時15分。休暇村に戻る。名残惜しいが、今さら歩き直すわけにもいかない。ここからは切り換えて温泉モードだ。今晩の宿、駒ヶ岳温泉を目指す。途中で道を間違えたら、スキー場の駐車場に出てしまい、青空に秋田駒ヶ岳が白銀の姿を見せていた。思わぬ偶然の出会いだった。駒ヶ岳温泉に到着して早速湯に浸かる。ほのかな硫黄の香りが漂う、素晴らしい泉質だ。夕食後には、経営が同じという鶴の湯に浸かることができた。濃厚ながらやさしい肌触りの湯も素晴らしかった。



ブナの二次林が広がる



美しい模様の幹



起伏のある場所



手前の木の一部をクローズアップ
(写真タイムが続く)



陽射しが戻ってきた 

 

雪面に縞模様が浮かび上がった



雲が取れて青空も現れた



陽射しの下で輝く大木



輝くブナ林、ツアーの終わりは近い



白銀の秋田駒
(スキー場駐車場から)



駒ヶ岳温泉



夜に訪れた鶴の湯


ツアーとしては体力的に物足りなかったが、乳頭温泉郷のブナをスノーシューで歩くことが出来た。9年前の初夏に歩いて以来だが、今回は二次林が中心。太いブナ林がある奥地は、雪崩の危険があるのでガイドなしでは行けないが、二次林だけでもいい雰囲気だった。温泉と組み合わせた旅行は、次のシーズンにもまた歩きたいと思わせるに十分だった。また来シーズン歩きに行きたいと思った。

2013.03.11. by TAKASKE

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