鞍掛山(897m)、2013年2月10日(日)、天候:晴れときどき曇

コース:相の沢キャンプ場−(西コース)−鞍掛山頂(往復)

鞍掛山頂からの岩手山は圧巻の眺め

盛岡市の北、滝沢村にある低山の鞍掛山に登った。スノーシューイングツアーの予定が、終始ツボ足で登り続けた。山頂からは雄大な岩手山を正面に望み、盛岡の街並みや姫神山なども目にすることができ、素晴らしい絶景山行となった。

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スノーシューイングツアーの第2弾として、Mackey推薦の鞍掛山を選ぶ。天気予報が今一つで、行き先として代替の東八幡平を目指したが、東北自動車道から岩手山の雄姿が目に入った。進路を相の沢キャンプ場にとる。岩手山はどんどん大きくなり、実に堂々とした姿である。キャンプ場の駐車場は50台以上の車が停まっていて、この山の人気の高さがうかがわれた。
スノーシューを取り出して歩き始める。トレースがばっちりついていて、ツボ足でもまったく沈まずに歩ける。しばらくは緩やかな登りが続き、やや急になってきたところで右に折れた。このあたりで3kmのコースの1kmを歩いた。このあたりから樹間越しに岩手山の白い姿が見て取れた。しかし、少しずつ雲がかかりはじめたようだ。山頂でお約束の姿が望めるのだろうか・・・

時折やや急な登りをまじえながら、樹林の中を登り続ける。カラマツ林からブナとミズナラの雑木林となり急な登りを越えて、最初の展望地につく。ここで残り1km、盛岡方面の展望が素晴らしい。そこからは緩やかな稜線を歩き続ける。時折ズボッと足をとられるが、スノーシューを片手に持ったままツボ足で歩き続ける。時折南側の展望が得られ、雪庇がせり出しているのがわかる。枝についている雪が玉の飾りのように雰囲気を出している。最後に急な斜面を一気に登れば、目の前に岩手山が惜しげもなくドドーンと聳えて、こちらはどこにも隠れようがないほどになすがままでいた。

山頂からは岩手山の姿が圧巻であったが、東側の姫神山の均整のとれた姿もまた印象的で、眼下に広がる雪の田園地帯も見事であった。吹きさらしの山頂はまた寒くて、震えながらラーメンを食べた。時間が遅いせいか、山頂には他のパーティーもいない。ゆっくりと岩手山を眺めていたいけど、寒さに負けて時間に追われるように山頂を後にする。
下山路は逆光線の中を歩き続ける。来た時とは光の加減が違って、目に鮮やかな景色が展開された。結局最後までスノーシューを履くことなく登山口に下り立った。

帰り道、小岩井農場に立ち寄り、「岩手雪まつり」を見る。雪像のライトアップが鮮やかだ。盛岡のホテルに入り、城跡公園で「盛岡雪あかり」のキャンドルを目にする。翌日は雫石スキー場に行き1年ぶりのゲレンデスキー。時折吹雪く天候になかなか上手くならないスキーであまり身が入らない。それでも最上部のリフト沿いのブナ林や一瞬の晴れ間に浮かんだ岩手山に見とれていた。帰りは再び盛岡に行って「白龍」のじゃじゃ麺を食べ、最後は花巻温泉に浸かった。山行というよりは旅行を満喫した2日間となった。




樹間越しに岩手山が見え始める 



青空の下、樹林を進む



最初の展望地から盛岡方面



ダケカンバも見られた



姫神山の優美な姿も見えた



山頂からは岩手山が欲しいまま



岩手山をズームアップ



雪庇の脇を進む



盛岡盆地の奥に南昌山塊 



来た道を引き返す



斜光線に浮かぶ縞模様



岩手雪まつり
(小岩井農場にて)



「もりおか雪あかり」のキャンドル



雫石スキー場からの岩手山

   

今回は結局スノーシューを履くことなく終わったが、今シーズンはあと2,3回はスノーシューで歩きたい。フカフカの新雪の上や、締まった残雪の上を歩きたいものだ。

また、鞍掛山をはじめ岩手山、八幡平周辺はスノーハイクの好適地が多いようだ。鞍掛山の麓には歩くスキーのコースもあるという。春浅い芽吹きの時期に、残雪の岩手山を見に登るのもよさそうだ。盛岡の宿泊を絡めれば、楽しさも倍増する。

2013.02.13. by TAKASKE

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