箱根・金時山(1,213m)2012年12月31日(月)、天候:曇のち晴

コース:金時神社−金時山頂−矢倉沢峠−仙石

金時山頂から富士山と御殿場の街並みを望む

年末に帰省した時に、箱根の金時山に登った。雲が出て富士山の展望は今一つであったが、久々に「雪のない冬山」と「富士山の展望」、「陽だまりハイク」を愉しんだ。

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関東に生まれ育った身としては、富士山は身近な風景であった。山登りを始めてからは、冬の山歩きは富士山の展望を第一に考えた。関西方面に住んでいたときは、行き帰りの車窓から富士山を近くに見ることができていたが、東北に住んでいる今はそれもかなわない。富士山を見ることが出来ないのは相当のストレスに感じるほどで、天気予報を見て12月31日は妻(Mackey)の実家から富士を見る山歩きをすることになった。自分が一番気楽な立場であることを有難く思っていると、Mackeyパパが一緒に行きたいという。そして、二人で行く山を箱根の金時山に決めた。

高速バスで東名を西へ向かい、御殿場ICから金時神社入口のバス停で下車する。公共交通を使って山に登るのも、大阪に住んでいたとき以来のことだ。金時神社(公時神社)でお参りを済ませたら、グイグイと登って行く。雲間から時折陽射しが降り注ぐ天候で、スッキリと晴れていないが、登るにつれて樹林が切れてきて、陽だまりの斜面となる。雪は全くない。箱根や丹沢は南岸低気圧でドカ雪が降ると別の山になるが、今年は冬型が強いせいか、関東には雪がまったく降らない。

外輪山の縦走路に合流したら、なおもグイグイと高度を上げて金時山の山頂に着く。登山口から1時間20分、この程度の負荷が丁度良い。お目当ての富士山は雲がかかっていて、わずかに雪の斜面を見せている程度だ。茶店に入ってキノコ汁を食してから再び外に出ると、山頂の半分ほどが姿を見せていた。しかし、雲が次から次へと押し寄せてきて、これ以上スッキリとした姿は拝めないだろうと、山頂を後にする。明神ヶ岳方面へと降りて行き、矢倉沢峠から仙石に向けて下る。

下りついた場所は別荘地だ。車道を渡れば仙石原。あたりは観光地で、東北のそれとは違って整然とした感じ。お金持ちが正月を過ごすのかな、なんて話しながら仙石原温泉の1軒のホテルに入る。ゆったりと浸かった露天風呂は最高だった。やっぱり下山後の楽しみは温泉だな。また、来年も行きたいね、と二人満足のうちに家(妻の実家)に戻った。乾杯して、年越し蕎麦を頂き、紅白歌合戦を見る。 どうやら来年以降も恒例になりそうな予感がする。



登山口の金時神社に寄る



箱根の町と芦ノ湖が見える



ブナの木も見えた



富士山は雲間から顔を出す程度
(それにしても、この雄大さ!)



矢倉沢峠へと下る



振り仰ぐ金時山 

 

 


この日は低気圧が通過した後で北風が強くやや肌寒い陽気であったが、東北暮らしで寒さには慣れてきたので、つらくはなかった。むしろ、光あふれる関東の冬山を愉しませてもらった。富士山を視界に収めながらの山歩きに大満足の1日となった。

2013.01.06. by TAKASKE

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