月山(1,984m)201109月25日(日)、天候:晴ときどき曇り

コース:月山八合目駐車場−弥陀ヶ原−仏生池小屋−月山山頂(往復)

弥陀ヶ原と鳥海山の大パノラマを背に登る

晴天の下、三連休の最終日に月山に登った。草紅葉の始まった弥陀ヶ原、鳥海山の遠望と、秋の山歩きを満喫した。

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羽黒山の麓に宿坊が立ち並ぶ。その中にある旅館に泊まれば、満点の星空。そして、朝は強烈に冷え込んだ。どうやら7℃程度まで下がった模様。1週間ほど前、住んでいたところは真夏日だったのに、東北の秋は先を急いでいるようだ。

車は羽黒山の中腹から月山を目指す。途中に広がるブナ林の中を行く道は見事であった。実は、このブナ林にはちょっとした異変が見られたのだが、これは後ほどということで・・・
兎にも角にも月山八合目に登りついた。青空の下、朝日連峰も望むことが出来た。ここから出発する。

しばらくは木道が続き、湿原の中を行く。少し登っては再び台地のような湿原が広がる。弥陀ヶ原である。
背後に鳥海山が顔を出す。雲海に顔を出すようにポッカリと浮かんでいた。更に上がれば、弥陀ヶ原の広がりの向こうに、鳥海山が望まれる。そして、眼下に庄内平野も広がっていた。月山の魅力全開、この大らかさがいい。真夏は高山植物が咲き乱れるが、この時期は草紅葉も始まったばかり。残暑の影響で、期待したほどには染まっていなかった。

緩い登り坂が続く登山道は、どちらかと言えば歩行距離による疲労感が勝っている。10年ぶりの再訪だが、前回は朝日連峰を縦走した翌日に70リットルのザックを背負って、クタクタになった記憶がある。今回は荷物が軽いが、やはり意外とボディーブローのように疲れが蓄積された。それでも、ゆっくりと登って行けば、時間が解決するように山頂に辿り着いた。

下りも当然、来た道を下る。雲がどんどん湧き上がってきて、陽射しがさえぎられる。曇り空の中を延々と下り続けると、弥陀ヶ原の奥に八合目駐車場の施設が見て取れた。遠くに見えた駐車場が近づいて来たとき、ようやく陽射しが戻ってきた。



月山八合目から朝日連峰方面



弥陀ヶ原から鳥海山



空はすっかり秋・・・



山頂にて



    雲が下から上がってくる



    少しずつガスが湧き上がる



    羽黒山の五重塔

     



    3連休は酒田、湯殿山、羽黒山(五重塔)と回って、月山に登った。森林限界の八合目からの往復は、楽園を歩くような気分だったが、またしても体力の低下が身に染みた。

    月山の五合目から八合目にかけてのブナ林は、車で通るだけだったが見事というほかない。しかし、ここにはちょっとした異変が発生し、去年まで3シーズン続いている。今年の状況は今一つ情報として入っていなかったが、今年も続いていた。ブナハムシの食害により、葉を落としていたり、紅葉のようになっているブナが大半であった。前日に見上げた月山の姿に紅葉を予想していたのだが、登ってみれば、すべてブナハムシの影響であることがわかった。これで4シーズン目、来年は収まってくれるのだろうか?

    2011.10.5. by TAKASKE)

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