栗駒山20110521日(日)、天候:曇

コース:世界谷地−大地森コース・変則十字路(往復)

緑あふれるブナの森

栗駒山の中腹、世界谷地から変則十字路にかけてのブナの森を歩いた。新緑が初夏の陽射しを浴びて輝いていた。帰りに須川温泉まで車で登った。残雪と新緑のブナをカメラに収めることができた。

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引っ越しが済んでようやく一息つける週末となった。天気がイマイチで、体力もガタ落ちなので、ピークハントのない山歩きにする。2002年の秋に歩いた栗駒山の中腹にある世界谷地と変則十字路までのブナ林が印象的で、またいつか歩いてみたいと思っていた。

天候は曇りベース。世界谷地第一湿原はミズバショウが終わりに近い時期で、ところどころにタムシバが見られるものの、花は少ない。第二湿原は、岩手宮城内陸地震の影響が残って立入禁止。そこからは、待望のブナ林に入っていく。時折雲の切れ間から陽射しが降り注ぐと、新緑のブナ林がパッと輝く。2002年秋の記憶がよみがえってくる。関西にいたときには経験しなかったようなスケールの大きなブナ林である。

鬱蒼とした空間や、登山路の奥の方に見られる老木など、本当に素晴らしい雰囲気の樹林が続いて、変則十字路まで来た。昔あった熊に注意を促す手作りの看板は掛けかえられていた。ここでランチをとったら今日は引き返す。大地森経由で栗駒山頂へと向かう登山路は、調査が済んでいないとかで、通行止めになっていた。ブナ林目的で来る人は誰もいない。結局、世界谷地に戻るまでは、誰にも会わなかった。

駐車場に引き返したら、Mackeyの提案で須川温泉へ。栗駒山を挟んで反対側へ行くのは突拍子もない提案だが、なんとかルートを見つけて車を走らせる。やがて残雪が現れて、芽吹いて間もないブナも見られるようになった。思いがけないブナの写真タイム。思わぬ拾い物だった。そこから上、須川温泉は雲の中。「くりこま山荘」で硫黄の濃厚なお湯に浸かった。

世界谷地第一湿原

大地森が聳える

咲き残るミズバショウ

バイカオウレン

タチツボスミレ?

エンレイソウ

見事な新緑のブナ林

うっとりするブナを仰ぐ

奥に立つ“ブナ爺”

ディープな場所だ
(昔の看板は掛替えられていた)

オオカメノキ
(ムシカリ)

須川温泉近くの残雪のブナ

残雪に新緑のブナ


本格的な山行ではなかったが、新緑のブナ林を楽しむことができて、東北の山歩きの第一歩となった。

2011.06.19. by TAKASKE

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