御在所岳(1,210m)、2009年10月31日、天候:晴

コース:御在所山の家−中道登山口−地蔵岩−朝陽台−表道下山口−国道477号−御在所山の家

中道上部から国見尾根、腰越峠、
遠くに釈迦ヶ岳

春に登った御在所岳の中道を、紅葉シーズンに歩いてみたいと思った。紅葉の山肌を眺めながら登るルートは快適そのものであった。

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御在所の紅葉といえば、東海地方屈指の名所だという。四日市ICからの一本道は大渋滞になってしまう、との事で、眠い目をこすりながら早出する。7時過ぎには四日市ICに着き、湯ノ山温泉駅まで走るが渋滞の気配はなく、蔵之助の駐車場も余裕があったので、更に車を進めて路肩に車を停めた。ホッとしたためか、眠気が襲ってきて、歩き始めたのは9時頃になってしまった^^;;

暖かい陽気でそこそこの急登に汗が出てくる。少し登って展望が開けてくると、だんだんと心地よくなってくる。鎌ヶ岳も姿を見せて、御在所の斜面は紅、黄、緑の三色がモザイク模様をなしている。地蔵岩を過ぎればロープウェイが中空を行く中、半逆光の斜面が一際輝いていた。

やがて北側の斜面に移れば、国見尾根と遠くに釈迦ヶ岳を望む。国見尾根は言葉に表現できないほどの鮮やかさであった。そして、山頂手前の急登もこなして、山上公園の一角に出た。時間を感じさせないほどに、快適な尾根道だった。山頂部の紅葉は終わっていたが、見下ろす中道の斜面やロープウェイ沿いも鮮やかに染まっていた。

下りは表道を使う。上部は荒れた道で歩きづらかったが、高度を下げるに従い、鮮やかな紅葉に包まれて所々に展望も開けた。一ノ谷新道と比べて変化があり、斜面は急だったがやはり快適なルートであった。かなり下りてくれば、国道477号線(鈴鹿スカイライン)に出る。大規模な崩落で現在も通行止め。そのまま登山道を下ったが、通行止めなので車道を歩いて、染まる山肌を眺めてもよかったかもしれない。

日が翳ってきて、最後の渓谷沿いの道は鮮やかな紅葉を見ることができなかったが、快適なうちに山歩きを終えることができた。最後に、蔵之助で露天風呂に浸かった。またしても”キララポンポン水”を飲んでしまった。帰り道、四日市ICに向かう途中で渋滞につかまった。結局、東名阪道には乗らずに亀山まで走り、名阪国道で伊賀まで帰った。

初めて展望が開ける

「負ばれ石」で一休み

高度とともに紅葉が鮮やかに

遠く鎌ヶ岳を望む

地蔵岩越しに見下ろす伊勢平野

ロープウェイも景色の一要素

カエデの黄葉

国見尾根の撮影ポイントに立つ

ツツジ類の低木も染まっていた

ロープウェイと湯ノ山温泉を俯瞰

急峻な紅葉の斜面を行くロープウェイ

紅葉の谷間を行くロープウェイ

紅葉の奥に鎌ヶ岳が聳える
(表道にて)

表道の下山路も終点に近づく

登山口近くの紅葉
(種類不明)


春に御在所岳の中道を歩いたときに、その登路の快適さを実感した。そして、紅葉の時期も格別だろうと、今回の山行を計画した。結果は期待通りであった。特に中腹が最盛期で、狙い通りの時期に当たった。逆光に輝く御在所の斜面や、モザイク模様に染まる国見尾根の山肌など、期待に違わぬ鮮やかさだった。

表道は、やや荒れている箇所もあったが、所々に展望が得られて、テンポの良い下りが続いた。裏道はまだまだ復旧できていないようだが、今度は裏道も紅葉の時期に歩いてみたいものだ。ほかにも幾つかのバリエーションルートを歩いてみたい。御在所は何度でも愉しめる、そして親しみのある山だ。

2009.11.16. by TAKASKE

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