大台ヶ原(1,695m)、2009年09月06日、天候:晴

コース:大台ヶ原駐車場−日出ヶ岳山頂−苔探勝路−大台ヶ原駐車場

※写真はすべてクリックすると別窓で拡大表示されます。

遠く大峰山脈を望む
(日出ヶ岳山頂より)

大台ヶ原を訪れたのは3度目(Mackeyは2度目)のことである。今回は、山登りというよりはドライブに近いが、残暑の中で手軽に涼をとれる場所として選んだ。

この夏は冷夏の様相もあって比較的涼しいまま過ぎようとしているが、それでも暑さが残っていた。できることなら2,000mを超える山がいいのだが、三重県にいながらそれは贅沢というもので、結局1,500mを超える大台ヶ原に落ち着いたということ。

駐車場で車を降りれば、涼しさを感じる。樹林帯に入り、日出ヶ岳の山頂を目指した。平坦な道が登りに転じれば、運動不足の身体にはきついと感じてしまう。この程度の坂道でだ。それでも30分ほど歩いて山頂に着けば、夏雲残る空の下、大普賢岳と行者還岳を目立たせた大峰山脈が横たわっていた。

東の展望を確かめれば、高度を下げる山のうねりの奥に、かすかに海を認めた。3度目の登頂で初めてのことであった。また、山頂一帯のシロヤシオが紅く染まり始めているのを見つけた。季節の進みが早いのか、これが普通で徐々に染まっていくのかがわからないが、秋の訪れを実感した。

樹林帯は瑞々しさ一杯

山頂から山上ヶ岳、大普賢岳方面

東の方角に海を認めた

尾根筋はシロヤシオが染まり始め

この時期にここまで紅いとは

山頂付近の疎林と青空

駐車場に戻る途中で、小さな周回ルートの苔探勝路に入る。鬱蒼とした雰囲気は感じるものの、西大台のような神秘さは伝わってこない。降水量日本一(?)の片鱗だけを感じることができた。

苔に覆われた大木の幹

駐車場に戻り、帰路につく。入ノ波(しおのは)温泉に立ち寄った。ダム湖の畔に沸く温泉は、鉄分の赤が印象的でディープは雰囲気を醸していた。関西エリアでは屈指の人気を誇るというが、納得できた。入場が午後4時までだから、普通に山登りした場合にはタイミングが微妙だが。

今回は山歩きとしては物足りないレベルで、運動不足を少しだけ解消する程度。西大台は入山制限がかかって手続きも煩雑で、なかなか入れない。大杉谷も開通が待たれる。いずれにせよ、もう1度歩いてみたい貴重なエリアだ。

2009.09.16. by TAKASKE

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送