室生山系・大洞山(1,013m)、2009年4月12日、天候:晴れ

コース:三多気の桜−真福院−桔梗平−倉骨峠−大洞山(雄岳)−大洞山(雌岳)−真福院−三多気の桜

桜満開の三多気から大洞山

三多気の桜を見て、展望の山頂へ・・・春の暖かさあふれる山行を愉しむことができた。

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伊賀に引っ越したのが2年前の春。三度目の春を迎えた。そろそろ転勤の話が出そうだと思っていたが、季節感あふれる伊賀で春を迎えたのはよかった。そして、Mackeyにとっては約3ヶ月ぶりの山になる。病み上がりで、ようやく体力が回復してきたところだ。花の季節、ドライブもいいけど、自分の足で歩くのが一番だ。

車で1時間、大洞山の南麓に、日本の桜百選にも選ばれた「三多気の桜」がある。ここに咲くのは山桜。古木の並木道がいい。昔はソメイヨシノの派手さを好んでいたが、葉桜の山桜が好きになってきたのは4年前の吉野山以来のことか。山間ののどかな風景を眺めながら、真福院まで登っていく。

真福院から先は、登山道の領域だ。めっきり人が少なくなるが、三多気の桜を絡めて大洞山に登る人も結構いる。しかし、直登コースは体力を消耗するので、東斜面の東海自然歩道を行く。この道は去年も歩いたのだが、自然林と春の花々が咲き乱れる穴場的なルートなのだ。

去年はゴールデンウィークの前半で、自然林は芽吹きで鮮やかな萌黄色だったが、今年はまだ芽吹いていない。冬枯れの様相が残っていた。足元にはヤマネコノメソウが春の到来を謳歌するかのように咲いていた。その中に、見逃してしまいそうな小さな黄色い花を見つけた。期待していなかっただけに、嬉しい出会いとなった。その後も、道端に小さな花を多く見つける。ただ、去年よりは花の種類が少なかったように感じた。

倉骨峠まで行き、雄岳の山頂へ登り返す。やや急な登りだが、Mackeyも頑張ってついてくる。樹林が切れて、春の陽射しを一杯に浴びる。暑くなってきた。花粉も容赦なく降り注ぐ。雄岳の山頂に着いて食事をとる。アセビの古木も、去年と同じ場所に鎮座している。もはや咲き残りの様相だ。アセビといえば、入道ヶ岳に行きたかったな・・・

登り返して雌岳へ。ほとんど休まずに山頂を過ぎ、そこからはズンズンと下る。三多気から見上げた姿そのままに、ものすごい勾配でズンズンと下る。植林帯に差し掛かり、石段がひたすら続く。山頂まではさほど体力を消耗した気がしなかったのだが、この下りは足元がふらついた。あっという間に東海自然歩道の車道に下り立ったが、思ったよりも膝がガクガクで、やはり体力の低下を実感させられた。

山桜が出てくると、福真院。結構な賑わいで、引かれるように境内に入っていくと、餅まきが終わったところだった。あ〜、もう少し早く下山すればよかったなぁ・・・登り始めた朝よりも、一段と人出が増した中を下りていく。あちこちの露店から声を掛けられ、つられるようにMackeyが日野菜漬けを買った。(無添加で本当に美味しい日野菜漬けだった!)こんな山歩きもいいもんだ、と満足のうちに駐車場に戻った。

三多気の桜を眺めて出発

アブラチャン

東海自然歩道は芽吹き前

ヤマネコノメソウ

トウゴクサバノオ

樹林の向こうに尼ヶ岳

ハナネコノメ?

ハナネコノメ?

ヤマエンゴサク

ユリワサビ

雄岳山頂から倶留尊山方面

アセビは咲き残り

再び三多気へ、山桜を撮る

真福院は餅撒きで大賑わい

赤い新芽が印象的な山桜


Mackeyが、今年は絶対に三多気の桜を見たい!と言っていた。当初は観光モードを想定していたが、折角だからと実現した大洞山行であった。Mackeyにとっては3ヶ月ぶりで、ブランク相応に疲れたようだが、復活の手応えをつかんだようでもある。

大洞山頂を巻く、東海自然歩道は去年よりも花の種類は少なかったが、去年とは別の花を目にすることが出来た。なかなか楽しめる道である。来年の春も、伊賀に住んでいたら歩いてみたいものだ。そして、彼岸の頃に咲く、ユキワリイチゲも見てみたいと思った。

2009.04.25. by TAKASKE

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