室生山系・大洞山(1,013m)、2008年04月28日、天候:晴ときどき曇
山頂から曽爾高原方面の山なみを望む |
室生山系の大洞山に登った。林床や尾根筋に数多くの花が咲き、山頂からの展望も抜群で、楽しい山行となった。
大洞山に行きたい、とMackeyが言い出した。花が数多く咲くという。前日に大御影山に行った疲れが残っていたが、昼前に出発する。1時間程度で登山口に辿り着けるのがいい。
登りはじめると山腹の樹林帯は、芽吹きを迎えていた。山桜は咲き残っている。そして足元には小さな春の花が次から次へと現われた。背の低い、小さな花が多い。どちらかと言えば白い花が多いが、スミレはかなり沢山咲いており、飽きることのない道が続いた。
山頂へ向けた稜線沿いにはツツジ科の花が目立つ。コバノミツバツツジはこの辺りの山にも数多く咲いていて、華やかな雰囲気。足元には所々にカタクリの花も見られた。山頂にはアセビの古木が存在感をもって咲いていた。そして、クロモジがこれまた数多く咲いていた。
山頂からの景色は申し分なく、特徴的な室生山系の山が見渡せた。西隣の曽爾高原との間にある中太郎生の集落には、水が張られたばかりの田んぼが光を反射させている。牧歌的な雰囲気も感じられる光景であった。
中腹は芽吹き |
芽吹きの斜面 |
大洞山頂から尼ヶ岳方面 |
山頂はアセビとクロモジが咲き誇る |
山麓の風景 |
大洞山で見かけた数々の花の一部を紹介します。
サワハコベ |
サワハコベ |
ヤマエンゴサク |
ニリンソウ |
ワチガイソウ |
ヤマルリソウ |
マルバコンロンソウ |
ハシリドコロ |
タチツボスミレ |
ショウジョウバカマ |
ニオイタチツボスミレ |
コバノミツバツツジ |
クロモジ |
クロモジ |
今回の山行は、全工程でも3時間半程度で、体力維持には手頃であった。展望もなかなか良く、山頂は開放感で一杯であった。中腹は植林が多いというイメージだが、歩くルートによっては自然林もそれなりに見られ、林床の花を楽しむことができる。大勢の観光客とハイカーを集めている曽爾高原の隣に穴場を見つけたような気分であった。
2008.05.25. by TAKASKE
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