鈴鹿山脈・御在所岳(1210m)、2008年01月27日、天候:雪のち晴

コース:御在所ロープウェイ山麓駅−(裏道)−藤内小屋−国見峠−御在所ロープウェイ山頂駅

樹氷の国見峠

雪の鈴鹿を歩こうと、御在所岳を目指した。裏道経由で登って、見事な樹氷を目にすることができ、美しい雪景色を満喫した。

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雪の鈴鹿の入門編として、安全な御在所岳を歩くことにした。伊賀から名阪国道を亀山へ。途中から雪が強くなってきて心配になるが、特にチェーン規制もなく、亀山を抜けて東名阪へ。四日市ICを下りて湯ノ山温泉を目指す。雪は降ったり止んだりのまま、御在所ロープウェイの駐車場まで辿り着いた。

ロープウェイ駅前の売店を抜けて裏道ルートを歩き始める。アイスバーンがいきなり出てきたので、早々とアイゼンを装着。鈴鹿スカイラインの下を抜けて谷沿いに進む。日向小屋、藤内小屋を過ぎて本格的な登りが始まる。藤内壁が覆いかぶさるような様相を見せているが、雪が着いているせいか、荒々しさは感じない。それでも、これぞ鈴鹿というような東面の素直な急登が続いた。実は12年前の春にこのルートを登っているのだが、藤内壁の荒々しさ以外は全くといっていいほど記憶にない。

ぐんぐん高度を上げて行けば、背後に伊勢平野と伊勢湾の展望が開けてきた。それと同時に、雲が切れ始めて青空がのぞいてきた。陽射しで樹氷が光る。傾斜がようやく緩んできて、快適なルートになる。国見峠近く、青空に流れる白雲、粉雪に樹氷、最高の展開である。

藤内壁を仰ぐ

国見峠は近い

伊勢湾方面の展望が開けてくる

粉雪積もる峠

 

伊勢平野と伊勢湾を望む

青空と樹氷(国見峠にて)

国見峠で一休みしたら、鈴鹿の縦走路に沿ってロープウェイの山頂駅へと向かう。紺碧の空に樹氷の純白。コントラストを仰ぎながら登り続ける。展望地からは北側へ連なる鈴鹿の白銀の山なみが美しい。陽射しは時折翳るが、山肌の一部が光る光景もまた素敵だ。極上の景色を楽しみながら登り着いたのが、御在所スキー場。すぐにロープウェイの駅に着いた。

山頂まで行っていると時間が遅くなりそうなのと、強風で体感温度がかなり低いのとで、あっさりと山頂を踏むことはあきらめる。あとはロープウェイで下るだけだ。最近は軟弱登山に拍車がかかっている。山頂駅からは南の方の展望が開ける。鎌ヶ岳が凛とした姿で聳えている。甲斐駒にも似た姿で、ロープウェイに乗っている間も、視線は釘付けであった。この鎌ヶ岳も12年前に登っているが、また登ってみたいものだ。

ロープウェイで下りたら、温泉へ。そのあと、帰途に自然薯の店「茶々」に入る。グルメ情報はMackeyがしっかりとゲットしている。非常に美味しく、ボリュームも満点だ。また、下山後に立ち寄りたい。

青空と樹氷を仰ぎながら登る

北に連なる白銀の峰々

雲が流れる稜線

神々しい鎌ヶ岳(山頂駅より)

ロープウェイから望む鎌ヶ岳


真冬の鈴鹿を初めて歩いた。青空と樹氷に彩られ、視覚的にも楽しい山行となった。位置的に鈴鹿山脈は太平洋側の山ではあるが、本州の最も狭まった陸地を吹き抜ける雪雲により、まさに「日本海側の山」の風貌であった。標高は1200mと低いが、存在感満点だ。三重県に住んでいるうちに、数多く登っておきたいと改めて実感した。

***

この山行以後、なかなか山に行けていない。もうすぐ春を迎えてしまうが、春も鈴鹿の山は魅力が一杯だろう。

2008.03.01. by TAKASKE

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