鈴鹿山脈・仙ヶ岳(961m)、2007年11月17日、天候:晴

コース:小岐須渓谷(大石橋)−林道終点−仙鶏尾根−仙の石−仙ヶ岳山頂−小社峠−林道終点−小岐須渓谷

仙ヶ岳山頂から北の展望

(遠く鎌ヶ岳、御在所岳、雨乞岳)

鈴鹿山脈南部の主峰・仙ヶ岳に登った。仙鶏尾根をはじめ、アップダウンがあって久々に歩き応えのあるコースを歩いた。展望は見事で、中腹は紅葉も盛りとなり、久々に山歩き本来の楽しさを全身で感じることができた。

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大石橋の付近にある駐車スペースに車を停める。仙ヶ谷沿いに行けば、奥に仙ヶ岳のスッキリした山容が目に入る。骨がありそうだと感じる。斜面は今が紅葉の真っ盛りだ。林道終点まで行き、登山道へ。しばらく谷沿いのトラバースが続き、そこから沢を渡って、仙鶏尾根まで急斜面をぐっと登る。

稜線に出て一息つく。ここまでの登りもきつかったが、ここからが登りの本番。随所に鎖を交えた急登が現われる。所々に切れ落ちた場所も現われて、なかなかの高度感。最近は、なだらかなルートばかり歩いていたので、全身を使っての登りに息も上がる。緩急を繰り返した挙句、ようやく登りついた。仙の石のピーク。晩秋の陽射しが降り注ぐ鈴鹿南部の峰々が逆光線に浮かんだ。ここで昼食。

仙の石のピークから一旦下って登り返せば、仙ヶ岳の山頂に着いた。ここからは北側の主稜線の連なりが飛び込んでくる。山肌は紅葉を纏っている。主稜線でひときわ目立つのは、白い三角錐のピークの鎌ヶ岳。その奥に人工物の目立つ御在所岳、そして左側にはボリューム感のある鈴鹿第2の高峰・雨乞岳が頭をもたげていた。

すれ違う人達はみな、宮指路岳を経由してきたという。我々も宮指路岳を目指すことにした。山頂を後にぐんぐん下る。このあたりもなかなかの高度感。眼下は紅葉に染まっている。目の前の宮指路岳はどんどん競り上がって、やがて奥の鎌ヶ岳を隠してしまった。樹林帯に入り、新たなピークを目指して登る意欲は減退した。小社峠まで下ったところで、日没も早いので、今日はここまでと割り切り、下山することにした。

樹林帯をひたすら下り続ける。落ち葉の気持ちの良い道だが、所々に岩が隠れていて、コケそうになる。やがて沢沿いの道になり、トラバース道を歩けば、仙鶏尾根への分岐に戻ってきた。少し歩けば林道の終点に出る。あとは、ゆっくりと仙ヶ谷沿いを歩く。夕陽に染まる紅葉の山肌を見上げながら林道を歩いて、大石橋の駐車場に戻ってきた。アップダウンが応えたのか、足が相当疲れた。今日はこれで十分である。

仙ヶ谷より仙ヶ岳を望む

仙ヶ谷沿いは紅葉

入道ヶ岳が眼前に聳える

仙の石から鈴鹿南部の山なみ

仙の石

アップダウンの大きい稜線

宮指路岳の奥に鎌と御在所

小社峠の雑木林


昨年、紅葉の御池岳を歩き、鈴鹿の魅力の一端に触れることができた。今回、三重に引っ越してきて待ちに待った鈴鹿だったが、美しい紅葉の山肌、アップダウンの稜線歩きと、期待通りの山歩きが楽しめた。それなりに骨のある山歩きもできて、標高は低くても魅力がぎっしり詰まった山域であることを改めて実感した。今度は、鎌ヶ岳などの標高1000m超のピークを踏みたい。

2007.12.20. by TAKASKE

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