金剛山(1,125m)、2007年8月5日、天候:晴のち曇

コース:千早登山口駐車場−黒栂谷−カトラ谷−国見城跡−葛木神社−千早本道−千早登山口駐車場

山頂付近の広場に集う人々

盛夏の山で、沢沿いの道に涼を求め、山頂のブナ林を見るため、金剛山を目指した。沢伝いのカトラ谷の道は涼感にあふれていた。山頂は大勢の人でにぎわい、日が翳って涼しい風が吹いていた。また、緑の葉をまとったブナの木々は、鬱蒼とした雰囲気を醸し出していた。大阪府の最高峰は、登山者を引きつける魅力にあふれていた。次は春の花の季節に訪れたい。

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駐車場に車を停めて歩き出すと、すぐに汗がじんわりと出始める。今日はMackeyは東京へ里帰りしており、単独の山行だ。どこへ行こうかと考えた末に目指したのが金剛山。道中は大阪の暑い日ざしに照り付けられて、先行きが心配だ。

黒栂谷沿いの林道で、なるべく日陰を選んで歩く。やがて木々に覆われるようになるとじきにカトラ谷の分岐に出た。足元を水が流れる中、特に危険なところもなく登っていく。辺りは自然林で、夏の陽射しは完全に木々に遮られていて涼しさ満点だ。テンポの良い登りが続き、やがて足元にはイワタバコが所々に見られるようになった。

水の流れが細くなってきて、春はこのあたり素晴らしいニリンソウのお花畑になるのだろう。ここから沢を離れて、斜面の急登となる。蒸し暑くなって汗が噴き出してきた。満足に歩いていないためか、心臓がバクバクとしてきた。しかし、この急登も比較的短い時間で終わって、尾根ルートと合流した。

すぐに山頂の一角である国見城跡に出た。大勢の人でにぎわっている。しかし陽射しは時折雲に隠れ、涼しい風が吹いてきた。遠望は利かない。ここで昼食をとって、転法輪寺から葛木神社を抜けて、待望のブナ林に出る。鬱蒼と茂ったブナの木々を眺める。狭い範囲だが、太い木も多く見事な美林である。この辺りは登山者が少ない。勿体無いことだが、逆に自分の空間に浸ることができた。

山頂一帯を周回することも考えたが、もう目的は達成したので千早本道を下ることにした。やはり階段道はつらい。大きい段差で一歩一歩膝に来る。体力の低下は下りで顕著に現われる。今回の山行で何よりも苦しい時間となった。標高を落とすにつれて気温も上がってきて蒸し暑くなってきた。登山口に着いたときには正直ホッとした。

沢伝いに登っていく

イワタバコが点々と咲いていた
(暗くて手ブレになってしまった)

葛木神社付近より大和葛城山を望む

葛城神社付近のブナ

狭いが鬱蒼とした雰囲気のブナ林

1本1本が見事なブナ林

千早本道に咲くウバユリ

登山口のお店にいた犬(^^)


大阪府最高峰はやはり皆に愛されている山であった。また、多彩な魅力を持つことを改めて実感した。今度は春の花の季節にカトラ谷を歩きたいと思った。

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